第1話 C5833 である!

 初めての北海道は高校1年の冬、昭和50年(1975年)3月のことでした。
 ある日、所属していた鉄道研究部の掲示板に「4月1日札幌駅集合」と書かれてあり、先輩に聞くと「毎年恒例”北海道大コンパ”をやるんだ」だって。
 まあ、みんな鉄ちゃんだから(当たり前だけど)冬は北海道に行ってる訳だし、一日くらい集まって飯でも食おうということらしい。

 高校生のくせにコンパとは大袈裟だけど、まあ事の顛末は後日として、先輩に「お前は運がいいぞ」といわれたのは、C5833にめぐり合えたこと。デフのJNRがカッコよく、その精悍なスタイルに、こんな機関車がいるのか!と思った。
動輪がものすごく大きくて、それが力強く、ゆっくりと動いていく。
そして、大量の煙。
煙ってこんなにたくさん出るんだと本当に驚いた。
機関車の前で記念撮影をし、入れ替え作業をのんびりと眺めながら、「うーん、来て良かった!」としみじみ思ったのでした。
                                                        

現役蒸気機関車時代の北海道冬編