pelikan

スーベレーン



現在私がナンバーワンメーカーと思うのはドイツペリカンです。 
モンブランに勤務していた私が、何故ペリカンなのかと思われるかも知れませんが、調整後に一番書きやすくなること、スーベレーンのシリーズのバランスが良いことが理由に挙げられます。
バランスとは300から1000まで5種の太さ、長さ、重さの揃え方が絶妙だということです。
ご存知のように、フルハルターでは2006年12月よりモンブラン製品を販売、修理、調整することが出来なくなりました。
それでも、私を育ててくれたモンブランとそのお客様に感謝する気持ちは今も変わりません。
今は私もひとりのファンなのかも知れません。

フルハルターでは、ほぼペリカンスーベレーンしか販売しておりません。
その理由は、
1. 万年筆はカートリッジ式ではなく、吸入式でありたい。お客様の多くもデジタルかアナログかと言えばアナログ。オートか、マニアルかと言えば、マニアルという方が殆どです。
2. 吸入式は、インクを使い切ったら必ず吸入しますが、その時にペン芯を洗浄してくれる方式であり、それが理に適っています。
3. 輸入元であるペリカン日本(株)の価格政策と保証の体制が信頼出来ます。そこが崩れれば、お客様との信頼関係を失うことになりますが、価格も保証もメーカーが決めること、小売店としてはそれに従うしかありませんから。 



スーベレーン M 1000

一言で言うと、《 究極の万年筆 》。
現在販売されているメーカーの万年筆としては最もペン先の腰が柔らかい。その意味ではモンブランNo.149の対極に位置している。ペン先の腰が柔らかい万年筆は筆圧の強い人には向かないが、書き味を楽しみたい方には是非お奨めしたい。ただ万年筆を使い慣れた人でないと、ペン先の腰の柔らかさを楽しむことは難しいかも知れない。
この万年筆の<BB>を森山モデルとか森山スペシャルと呼ばれている調整をしたものを使うと、自分で言うのもおこがましいがたまらない書き味だ。

軸色: 緑縞、黒
ペン先:18金 M〜BB…BBからの研ぎ出し 
価格; 75,000円+税

ペン先の腰はM1000は、最も柔らかく、以下に出てくるM800/M600/M400の3モデルは、ほぼ同じ程度硬い。M300は、M1000ほどではないが、柔らかい。



スーベレーンM 800/M 805

この万年筆は現在販売されているメーカー品の中で、私の総合評価「ナンバーワーン」。この評価は、私の個人的な評価のみならず、フルハルターのお客様たちに最も評価されているモデルである。
いろいろな万年筆を使って行きつく先がこのM 800かも知れない。長さ、太さ、重さ、重心の位置のバランスがある程度万年筆を使い慣れた人にとって、絶妙なのかも知れない。
初心者よりも少し万年筆を使い慣れた人や、万年筆にすごく興味を持っている方に使ってもらいたい。

M800 軸色… 緑縞、黒、青縞
M805 軸色… 黒、青縞、ブラックストライプ
ペン先:18金 M〜B… Bからの研ぎ出し BB… BBからの研ぎ出し
価格; 55,000円+税
* 注 M 800は金属部金色、M 805は金属部銀色



スーベレーン M 600

M1000、M800とこれから紹介するM600、M400、M300の長さ、太さは違うのだが、重さはそれ以上に違う!太軸2種に使われているある部品は黄銅でかなり重く、他の3種に使われているその部品は樹脂で出来ていて軽い。この考え方も理に適っている。
さて、M600だが、私は太さ、長さ、重さ等々一般的にどなたにでも違和感なく受け入れられるモデルだと考えている。

軸色: 緑縞、黒、青縞、赤縞
ペン先:14金 M〜B… Bからの研ぎ出し
価格; 40,000円+税



スーベレーン M 400/M 405

M400は携帯にピッタリサイズ。ペン先は腰が硬く、筆圧の強い人に向いていて、初めて万年筆を使う方にお奨めしてみたい。
反面、司法試験や弁理士試験のように、短時間で大量筆記しなければならない時には、筆圧が非常に強くなり、万年筆を握る力も強くなる。 太軸を強く握って長時間筆記するのはとても疲れるので、M400程度の軸の太さが、またペン先の腰の硬さも、最も合っていると思う。実際に司法試験や弁理士試験を受けている人たちから、試験用としてM400を推奨するという言葉を何度も聞いている。

M400 軸色… 緑縞、黒、青縞、赤縞、ホワイトトートイズ
M405 軸色… 黒、青縞、ブラックストライプ
ペン先:14金 M〜B… Bからの研ぎ出し
価格; 34,000円+税
* 注 M400は金属部金色、M405は金属部銀色



スーベレーン M 300

これが私の最愛のモデル。 といっても遊び心で選んで欲しい。この小ささは可愛がらずにはいられなくなるのだが、じっくりと文章を書くのには向いていないと思う。こんなに小さく細いボディを握り続けて書くのは疲れすぎるであろうから……。手帳やメモ書きの目的であれば十分なモデルであるが、ペン先の腰が柔らかい為、少しの筆圧でもペン先が開き、太く、インクが沢山出てしまう可能性が大きいことを十分考慮しなければならない。
またこの小さなモデルに<BB>の極太ペン先をつけて使う、なんと洒落た奴だ! なんと贅沢な奴だ! と私は思う。そんな意味で “遊び心” で何本目かに選んで欲しいモデル。
私はこのM300を「ヒュプシュ」という愛称で呼んでいる。

軸色: 緑縞
ペン先:14金 M〜B… Bからの研ぎ出し
価格; 35,000円+税




全体


左からM1000 /M800 /M805 / M600 / M400 / M400 /M405 /M300


左からM800 緑 /黒 /青 / M805黒 / 青 /ブラックストライプ


M400にしか造られていない
ホワイトトートイズ




キャップ、胴軸


緑縞… M1000/M800/M600/M400/M300


黒… M1000/M800/M600/M400


青縞… M800/M600/M400


赤縞… M600/M400


黒… M805/M405


青縞… M805/M405


胴軸部





M300を除く


M1000/M300を除く


M1000/M800/M300を除く


M400のみ


ペン先


バイカラーニブ  
18金:M1000/M800
14金:M600/M400/M300


オールロジウム(プラチナ)コーティング
18金:M805 
14金:M405


天冠


M1000/M800/M600/M400/M300 M805/M405


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