「シアトルズ・ベスト・コーヒー」は、全米の約100店舗展開し、有名ホテルやレストラン6000店舗にコーヒー豆を卸しているアメリカ・シアトル系エスプレッソカフェです。


1968年に、創業者のジム・スチュアート氏が前身となる店「the
Wet Whisker」を、ワシントン州のWhidbey島にあるCoupevilleでオープンしました(1971年創業のスターバックスよりも歴史が古い)。
この店は1970年に地元の人に売られましたが、ジム・スチュアートは同じ年に、「スチュアート・ブラザーズ・コーヒー」(Stewart Brothers
Coffee、現在のシアトルズ・ベスト・コーヒー)を設立し、シアトルのウォータフロントであるPier70でアイスとコーヒーの店を出店しました。
1971年には、ダウンタウンの市場にも出店し、現在の基礎を作りました。
1988年、同業者に同じスチュアートという人がいることを知り、社名を「SBC」に短縮。
1991年に、シアトル市で開催された地元コーヒーテイスティング大会でシアトルで最も品質の高いコーヒーに選ばれたことから、SBCと頭文字が同じになる「シアトルズ・ベスト・コーヒー」(Seattle's
Best Coffee)に名前を変えています。
1998年にアメリカの外食企業AFCエンタープライズに買収され、AFCの傘下企業に。
アメリカ、カナダ、日本、韓国、フィリピン、サウジアラビア、バーレーン、アラブ首長国連邦で店舗を展開。
アメリカでは、スターバックスについで第2位のエスプレッソ・カフェでした。
しかし、北米事業(アメリカ・カナダ)は、2003年にスターバックスに買収されてなくなりました。
<日本での展開>
日本上陸は、スターバックスに遅れること3年の1999年。
東日本では、三井物産系のボーリング場運営会社である日本ブランズウィックが運営。1号店は1999年10月7日に東京・渋谷の道玄坂に出店。
西日本では映像制作会社のミフネ(ミフネ・シアトルズベストコーヒー・ウエスト・ジャパン)が運営。1999年10月29日に大阪・梅田の阪急3番街に西日本1号店を出店。
しかし、2002年2月に日本ブランズウィックがシアトルズ・ベスト・コーヒーの運営から撤退。渋谷・銀座・四谷の3店舗を閉店し、採算性のよい新宿と池袋のみを、ミフネ・シアトルズベストコーヒー・ウエスト・ジャパンに譲渡しました。
店舗数は、当初の予定よりはるかに少なく、まだ十数店しかありませんが、2002年中に36店舗(うち3〜8店舗は都内)とする計画で出店を進めています(その後、2004年1月現在、直営店41店・FC店13店)。
2002年6月26日には、合弁会社シアトルズ・ベスト・コーヒー沖縄(比嘉良太社長)が沖縄1号店「沖縄国際通り店」を琉球銀行松尾支店内にオープン(現在は、同じ経営者でSHIMER'S CAFEになっている)。
2002年8月8日には、アパホテル(石川県金沢市)と提携し、アパホテル金沢駅前1階に石川県1号店をオープンさせています。
2003年3月3日からは、am/pmと提携し、エスプレッソチェーンとしてははじめてコンビニへの出店(テイクアウト専門の業態「SEATTLE’S
BEST COFFEE On the Go」)をはじめています(am/pm news release)。
2003年9月には、英会話スクールのジオスと提携し、福島・郡山のSC・イオンタウン郡山内に、受講生が英語を使いやすく、一般の人が英語に興味を持ちやすい環境をつくるための、英語でも注文できる店舗を共同出店しています(現在閉店)。
2005年半ばからは、運営会社がWOW Brands Japan 株式会社(2005年2月設立、代表取締役 ロバート ボックスウェル Jr )に変わっています。
<店舗の様子>
クオリティは高いですが、地元シアトル市内でも20店舗ほど、全米でも110店舗ほどで、スターバックスに比べて少ないです。
シアトル4番街の1等地の店舗もスターバックスになってしまったそうです。
日本でも、シアトルズベストコーヒーの店舗は、人通りの少なかったり、スターバックスに比べると立地条件がやや悪いところが多いです。
店舗数も、スターバックスのような急激な増加がないので、あまりない印象があります。
これからの、展開が期待されます。
Seattle's Best Coffee
413 Pine Street, Suite 500
Seattle, WA 98101
(206) 254-7200
http://www.seabest.co.jp/シアトルズベストコーヒーの公式サイト(英語)
WOW Brands Japan 株式会社
2005年2月設立
代表取締役 ロバート ボックスウェル Jr.
2005年から日本におけるシアトルズベストコーヒーの運営会社
http://www.seabest.co.jp/(シアトルズベストコーヒーの日本の公式サイト)
シアトルズベストコーヒー・ジャパン株式会社
(旧・ミフネ・シアトルズベストコーヒー・ウエスト・ジャパン株式会社)
〒564−0052
大阪府吹田市広芝町14番18号
TEL 06−4861−0922
FAX 06−4861−0933
1977年5月設立。
シアトルズベストコーヒー直営店開発及び運営と、エスプレッソマシン及び周辺機器の輸入販売を行う会社。
代表者 武雄圭一郎代表取締役。
資本金6億3900万円(2001年12月)、売上7億7000万円。
1999年から海外事業部(スペシャリティーコーヒー部門) が、西日本でシアトルズベストコーヒーを展開。
2002年2月には、日本ブランズウィックから東日本での営業権を譲り受ける。
http://www.seabest.co.jp/(シアトルズベストコーヒーの日本の公式サイト)
ミフネの経営者の娘婿であったジョージ・サイネン氏がシアトル出身ということで、シアトルズベストコーヒーの西日本のおける運営権を取得したようです。
社名については、資料によって、「ミフネ」、「ミフネ・シアトルズベストコーヒー・ウエスト・ジャパン株式会社」、「シアトルズベストコーヒー・ジャパン株式会社」、「シアトルズコーヒー・ジャパン株式会社」と異なっています。同一法人と思われますが、どれが正しいのか、またはどの時点で商号変更したのか、といったことは未確認です。
日本ブランズウィック株式会社
〒151−0051
東京都渋谷区千駄ケ谷5−27−7 日本ブランズウィックビル
03−3355−9102
1961年設立のボウリング場経営と機材販売の会社。
アメリカのブランズウィックと三井物産が50%ずつ出資する合弁会社。
1999年からシアトルズベスト事業部が、東日本でシアトルズベストコーヒーを展開していたが、2002年2月撤退。
http://www.brunswick.co.jp/
Seattle's Best Coffee Korea
(CFC KOREA 株式会社)
ソウル竜山区漢江路2街 210-1
1999年12月8日設立
Seattle’s Best Coffeeを韓国国内でフランチャイズ展開している韓国の会社。
大邱の東城路にある店舗は、700席もあり世界最大。
http://www.seabest.co.kr/
2006年4月24日更新