ステライメージによる画像処理

By C.Murotani
Jun.14 2003更新


アストロアーツから提供されている「ステライメージ」は、いままでの画像処理ソフトを超えた画期的なものです。
過去の私の撮影した画像をステライメージで処理した結果をいくつかご紹介します。


2003年春にステライメージはVer.3からVer.4にバージョンアップしました。
ステライメージ4では画像処理速度の向上などが計られていますが、ここでは機能が追加された「スターエンハンス」について作例を載せました。

馬頭星雲によるスターエンハンスの効果

馬頭星雲が背景の散光星雲(IC434)によって浮き上がって見えている。
従来のLRGB処理ではこのように広がった赤い星雲に点在する星が星雲の色に染まってしまうのが欠点だった。



ステライメージ4に搭載された「スターエンハンス」による処理。
淡く広がった赤い星雲の中にある微光星が白くくっきりと見えていることに注目して欲しい。


M109

従来のMAXIM-DLとPhotoShopで作成したLRGB画像。
コントラストは高いが自然なトーンに欠けている。



ステライメージで処理をした同一画像。
ハイライト部の飛びもなく自然な仕上がりになっている。

M82

従来の処理による画像。
ハイコントラストとMAXIM-DLの最大エントロピー法などでの強力な画像処理で微細構造はよく見えている。



ステライメージでの画像処理をしたもの。
コントラストはやや落ちたものの自然な仕上がりが特徴。

M51(子持ち星雲)

作例はステライメージによるもののみだが、シーイングのせいで写りは良いものの星像がやや甘く、従来は処理をあきらめていたもの。
スターシャープフィルターの機能により鑑賞にたえる画像になった。

M100

ステライメージによる画像処理。
表面輝度が暗い対象でも自然な階調に整えることができる。

M108

ステライメージによる画像処理。
従来青色画像の露出不足から赤味がかった色になりがちな対象だが、自然な発色になっている。

NGC672他

非常に淡い銀河で、従来処理ではざらつき感が目立ち、細部もよく見えない。



ステライメージ使用によりかなりの改善が見られる。
効果の大きな作例。

NGC5364

従来処理によるもの。
腕部が淡いのでノイズが多く色ムラが出ている。



ステライメージによる処理。
色ムラも無くなり滑らかな画像になった。

NGC5907

従来の処理による作例。
エッジオン銀河だが全体に赤味が強い。



ステライメージによる作例。
自然な発色で透明感のある画像になった。