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青い鳥
モーリス・メーテルリンク
クリスマスイブに貧しい兄妹が見る夢の世界を描いた童話劇。
松本零士が『銀河鉄道999』のヒロインを、このメーテルリンクから名づけたのは有名。
赤毛のアン
ルーシィ・モウド・モンゴメリ
嵐が丘
エミリ・ブロンテ
雷光と炎の男(キャサリン談)ヒースクリフの激情が、嵐吹き荒れるヨークシャーに燃え上がる永遠のラブストーリー。ヒースクリフは嵐が丘屋敷の主人アーンショウに拾われた捨て子だった。アーンショウの娘キャサリンとプラトニックな絆で結ばれるヒースクリフ。だが、やがて、アーンショウは死に、キャサリンには裏切られ、その兄で今や嵐が丘の主人となったヒンドリの虐待がはじまり、ヒースクリフは失踪。3年後、変貌したヒースクリフが帰還する。ヒンドリへの復讐と、なおも追い求めるキャサリンへの愛のために。
これねー、読んだの、アスティが小学校低学年のときだったのよ。人間関係とかよくわかんなかったよ、やっぱ。
ヴェニスに死す
トーマス・マン
ウォッチャーズ
ディーン・R・クーンツ
犬の名前で“アインシュタイン”といえば『バック・トゥ・ザ・フューチャー』だけど、このクーンツの後期の代表作にも同じ名前のゴールデンリトリーヴァーが登場する。しかも、人間並みの知能を持ち、人の言葉がわかるのです。で、このアインシュタイン君の方から主人公たちに言葉を伝える方法としてアルファベットが書かれたタイルを並べて会話する。人間と犬が家族の絆で結ばれていく感動のストーリーなんだけど、そこはやっぱクーンツなんで、殺し屋とか正体不明の怪物が主人公たちを脅かすのですが。
エピクロスの園
アナトール・フランス
鏡のなかの鏡−迷宮−
ミヒャエル・エンデ
『はてしない物語』を書き終わったエンデは、その中に現代的な要素がないことに気づき、シュールレアリズムの方向に走った別のコンセプトで新しい幻想小説を書いた。それが、この30話からなる連作短編である。
第2話で、人助けを続けたために自身は試験に落ちて迷宮にとどまる青年が出て来る。これに対して、エンデは読者から怒りと質問の手紙を受けたそうだ。10回読み返したが納得できないという、その読者に、インタビューで「なら、もうあと10回読み返せば理解できるかも」などと答えたエンデは好きになれない。
銀河鉄道の夜
宮沢賢治
じつは『銀河鉄道の夜』の原稿は、第1次稿から第3次稿までの初期版と第4次稿で、結末部分がかなりちがうらしいです。1974年に『校本宮澤賢治全集』が刊行されて第4次稿が定番とされるまでは、最後にブルカニロ博士という人物が出て来て、ジョバンニに銀河鉄道の旅がどういう意味を持つのか説明するんだそうな。ですんで、昔、出版されてた版では、第4次稿がベースではあるけど、ブルカニロ博士の登場場面が削除されずに残ってるらしい。古本屋さん、さがしてみる?
サーカス物語
ミヒャエル・エンデ
『モモ』の中で、ジジがモモに語った物語を戯曲化したもの。
ジム・ボタンの機関車大旅行
ミヒャエル・エンデ
エンデのデビュー作。児童文学としては長すぎるという理由で、前後編に分けて出版された、これはその前編。
いきなり「機関士ルーカスが住んでいたフクラム国は、家2軒ぶんくらいの大きさしかない云々」という出だしで幼いアスティの頭はイマジネーション爆発。そんな小さな島(というより海面に出た岩くらい?)に鉄道が走ってるというあたりが。
ちなみにこの作品、『はてしない物語』よりずっと以前に、日本でテレビアニメ化されてます。
ジャン・クリストフ
ロマン・ロラン
失楽園
ジョン・ミルトン
戦争と平和
レフ・ニコラエヴィッチ・トルストイ
ソフィーの世界
ヨースタイン・ゴルデル
暗黒の塔 I ガンスリンガー
スティーヴン・キング
実は私、あまりキングとは縁がなかったりする。他に読んでるのは『スタンド・バイ・ミー』くらいで、『タリスマン』は挫折中。で、この「暗黒の塔シリーズ」はハードカバー版の表紙絵に惹かれて読み始めました。後々他のキング作品っぽくなっていくんですが、この第一巻では、西部劇風の世界を舞台にしたちょっとノスタルジーがかったファンタジーです。
宝島
ロバート・ルイス・スティーヴンソン
児童文学史において、「宝島」って、映画史にとっての「スターウォーズ」みたいなものだったんではないかと。
純粋に冒険物語としての面白さを極め尽くした一編。教訓めいた要素はなし。今読んでも冒険小説の最高峰と思える隙のないプロットと描写の完成度に感心します。
チボー家の人々
マルタン・デュ・ガール
ドリトル先生航海記
ヒュー・ロフティング
シリーズ2作目にして代表作。(1作目は「ドリトル先生アフリカ行き」)わたし、これ読んだころは、犬や猫はそれぞれの言語で話しをしているんだと本気で信じてました。シギ丸出航から、動く島、大ガラス海カタツムリでの帰路まで、幼少期の記憶とあいまって忘れられない一編です。
蝿の王
ウィリアム・ゴールディング
「15少年漂流記」は読んだことないのに・・・。ノーベル文学賞作品
走れメロス
太宰治
はてしない物語
ミヒャエル・エンデ
巴里の憂鬱
ボードレール
はるかなるわがラスカル
スターリング・ノース
アニメ「あらいぐまラスカル」の原作。スターリング・ノース自身の少年時代の自伝だけど、スターリング、アニメ版とは性格がぜんぜん別人だよ! アニメ版=のび太、原作版=ジャイアン、っていうくらい違う。アリスとその一家はアニメ化のとき創作されたのオリジナル設定なので、原作には登場せず女っけなし、男の子だけの物語。
ファントム
ディーン・R・クーンツ
アスティはホラーを読んだことがなかったので、免疫がなく、一撃でハマりました。今読み返すと「バイオ・ハザード」みたいなもんなんだけど。上巻はほんと、面白い! クーンツはやっぱこの時期の方がよい気がする。下巻になると、怪物の正体がわかってきて、テンション落ちるけど。
不思議の国のアリス
ルイス・キャロル
星の王子さま
アントワーヌ・ド・サン=テクジュペリ
未来少年コナン
アレグザンダー・ケイ
モモ
ミヒャエル・エンデ
ライ麦畑でつかまえて
ジェローム・デヴィッド・サリンジャー
文学界最強の引きこもり、サリンジャーの代表作。
古代ギリシア関連
アンティゴネー
ソポクレス
イソップ寓話集
アイソーポス
アイソーポス(イソップ)というギリシア人が実在したかどうか、そして、数百篇におよぶ、これらの教訓話を本当にその人物が作ったのかは分からない。
けど、世界中でなじみ深いイソップ物語の数々が、こうして完訳版で読むと、まぎれもなくギリシア神話なのがわかる。
イリアス
ホメロス
オイディプス王
ソポクレス
オデュッセイア
ホメロス
饗宴
プラトン
プラトンの代表的な対話編といえば、『ソクラテスの弁明』なんだけど、『饗宴』の方が圧倒的に面白いので、こっちを紹介。
ソクラテスをふくむ男性たちがある宴会において、酒の勢いで「恋愛について語ろう」ということになり、奇想天外な話しが次々と出て来る。アスティ、プラトンの対話編は創作率50%くらいと思ってるんだけど、これは70%くらいか? 男と女が惹かれあう理由について、「もともとひとつの生物だったのが半分に切断されて男女にわかれた」なんてスゴすぎ。この宴会が実話だとしても実際は、下品なシモネタギャグの連発で盛り上がったのかも知れない。さて、アスティ、とっても気になる人物がいます。それは、ソクラテスの師として登場するアルカディアの女性賢者ディオティマ。はたして実在したのか、プラトン(もしくはソクラテス)の創作か? 
ギリシア神話
アポロドロス
原題『ビブリオテケー』。ギリシア神話の集大成。といっても、一気にあらすじだけ並べた感じ。
完全にギリシア時代のネーミングで統一されてるため、このアポロドロスなる著作家もリアルタイムのギリシア人だと思われていました。最近の研究で、実はローマの人らしいと判明。なぜ古代ギリシア語で書いたのか? なにはともあれ、そうなるとこれにもアストライアの名前はなし(ディケはある)。ついでに、なぜかエロスの名もない。ほとんどの神名を網羅してるのに。
ギリシアの神話−神々の時代&英雄の時代−
カール・ケレーニィ
かなりマニアックな本。中公文庫にて二分冊で出てます。神名などについて複数の名前があるものを併記してあるのが特徴。また、その呼称の出典についても、いちいち原典のどこから出たものかわかるようになっている。すごい。日本では“復讐の女神”と訳されてるネメシスが、正義の女神ディケの荒ぶる姿である、など興味は尽きない記述がたくさん。
ギリシア・ローマ神話 伝説の時代
トマス・ブルフィンチ
世界でも、もっともポピュラーな入門書。日本で出てるギリシア神話紹介本もこれをベースにしてるものが多い。ギリシア、ローマ、北欧神話を網羅。
たぶん、あらゆる文献のなかでアストライアの描写もいちばんくわしい。
古代への情熱
ハインリッヒ・シュリーマン
仕事と日々
ヘシオドス
神統記
ヘシオドス
変身物語
オウィディウス
ウェルギリウスとならぶ古代ローマ最大の詩人オウィディウスによるギリシア神話エピソード集。
やはり興味深いのは、ギリシア神話のネーミングが全部ラテン名になってるところ……と思って手にとったら、岩波文庫版の訳者いわく「神名、人名、地名のすべてにわたってギリシア名に直しました」などと得意げに…。
意味ないやん、それじゃ。ただ、オリンポス12神や有名なローマ神名に対応している神名はラテン名のままだそうだ。(ユピテル、ミネルヴァなど)
冒頭、「四つの時代」の最後に正義の女神アストライアの名前が出てくる。