田舎の風景の中に自分達の作品を作ったり置いたりするとどのように見えるのか、という素朴な疑問からスタートし、毎回様々な問題に直面しつつ多くの事を学んで来ました。回を重ねる度に新たなメンバーを迎え、すこしづつ成長してきました。人数が増えた事イコール成長とは思いませんが、より多くの方たちに感心を持っていただけるようになった事を感謝しています。
秋の収穫の終わった田畑、春の満開の桜、真冬の吹雪の中で、遠くに筑波山・加波山の山並みを背景に、風景の中に置かれた彫刻を、地図を片手にまるでオリエンテーリングのように捜し歩くのです。今度はどんな作品があるのだろうかと期待に胸を膨らましながら、そのうち徐々に周りの風景にも眼がいくようになってきます。あたかも彫刻が次の景色への道案内のように、ゆっくりと変化して行く景観自体に興味が注がれて来るのです。
私たちはこの展覧会に参加していながら、何故この作家はこの場所を選んだのだろうかと、いつも興味を持ち続けています。
雨引の里と彫刻 実行委員会