|
1 2 3
|
|
今回はなかなか好評な『ヤジ場の馬鹿』リニューアル企画という事で、親友の西東京市在住の恋愛小説作家K先生と
供に、これまでの名ヤジの数々を分析してみたいと思います。モノ言わぬ無防備な選手と、圧倒的な破壊兵器
「言葉」を武器に恫喝する競輪客。全く目的の違う両者が分かり合える日など来るのでしょうか・・選手の皆さん
アナタ方は高い賞金貰ってんだから、これくらい言われる責任はある!心して読んでください
|
 |
K「何だい、これは?」
悪「取手に小野が来てたんですよ。最終日決勝。取手ってホーム2Fの一般席が一番上等じゃないですか。多分あそこっから
かかった声だったかな。村上の番手を京都の酒井と競り公言してましたからね」
K「じゃあ、救急車いらないだろーが」
悪「小野は悪ガキだっていう世間一般のイメージをただ語ったものなんですよ。
だって楽しいじゃないですか。救急隊が外で小野の落車を今か今かと待ちわびてるんですよ」
K「うわはははは」
悪「ね?何か面白いでしょう」
|
 |
悪「前日に人気で大チョンボした岩手の小泉が負け戦の地乗りに出てくるやいなや」
K「どわーっとなったわけね」
悪「この日聞いたヤジの中で一番上品なヤジが "ロシア人" でしたからね」
K「あのオッサンだろ。東北の選手を必ずロシア人って呼ぶジジイ」
悪「で、皆叫び疲れてゼェゼェ言ってると、横で初老の男性が "バカって言われるの分かってて
いちばんこっち(金網に近いとこ)走るんだからよ・・”と」
K「面白いけどヤジじゃねえだろ」
悪「でね、このあと東京の飯島淳を応援に頭の悪そうな友人連中がどわーっと金網んとこ現れてさ
本当に優勝してんの。八百長じゃないですか。じゃなきゃ予選スタートの選手がわざわざ決勝の日に
あんな大勢知り合い呼びますか?」
|
 |
K「随分とおだやかじゃないね」
悪「これも立川なんですが、レインボーカップ・セカンドでね。朝から遠征勢ばかりで、皆予想し辛かった
と思うんですよね。しかも初日じゃあね」
K「で、関西の選手にこんな風に怒鳴ったわけか」
悪「これを言った本人が、数秒後に "もうすぐ潰れっけどよ・・" と急に弱気になって」
K「クックック・・!予想屋にもこういう人いるような。一気にまくしたてといて、皆がシーンとしてると急に我に返って
"でも競らないか?そうだよな。特選だもんな" とか言い出したりして」
|
 |
K「だっはっは、こりゃいいや」
悪「もう、このまんまですが・・」
K「これが小嶋だったらもっと面白かっただろうね」
悪「ヒマ潰しに競輪場きたような若者二人でしたね。なんかそのレースだけ金網んとこ張り付いて
何を言い出すのかと思ったら・・」
K「撮ってやっから・・だもんな」
悪「競輪場ってすごいですよ。50円払ってあの金網1枚隔てるとそこには歳の差なんか無いですからね。」
K「そう。だから若者はもっともっと競輪をやるべきだ」
悪「ただ、そいつら車券なんか1枚も買ってませんでしたよ」
|
 |
K「これはさ、ダメだよな」
悪「やっぱダメですか」
K「これは知ってるよ、一緒に居たじゃん。こんとき。皆笑ってたけどさ。これを
言っちゃダメなんだよ」
悪「確か、栗林 巧(青森89期)でしたよね」
K「いつも逃げ屋は逃げ切れる保証もなく逃げるわけなんだからさ」
悪「レース前は "約束したよな?デビューしたら逃げて逃げて逃げまくるってよ!?
あの約束を守ってくれよな?"という語り口調でね。逃げ切ったまでは実に感動的な
シーンでした」
K「結局栗林はそのあと丸で逃げてない選手だからな。これで良かったのかも」
|
 |
K「顔の話か」
悪「四国の濱田光識選手でした。おい、7番!顔が怖ぇよ!・・と」
K「ぶっはははは!お前らが普段怒らす様なこと言ってんだろ!」
悪「で、そのあと誰かが "スマイルスマイル!"と叫んだら皆笑い出して」
K「殆どネタの発表会だよな。しかし」
悪「以前、渡会に "おいお前顔も不細工だが競走もブサイクだな!アビバでパソコン
でも習ってろ!" と叫んだら号砲なるまでずーっと睨み付けてきて・・」
K「いいんだよ。顔をかばってたらマーク屋なんかできねぇから」
|
 |
K「どういう事だい?」
悪「これはちょっと根が深くてね。宮城の竹内がA級で勝ち捲ってたのが記憶に新しいですが・・
立川で@@故やっちゃってね。車体故障」
K「ああ、あったあった。2コーナーの出口でな」
悪「そん時に竹内に突っ込んでたオヤジがね。ずーっとそれを許してくれないんですよ」
K「チャ、チャリ・・(笑)」
悪「ずっと言ってんですよ。チャリーンって、さすがに皆笑っちゃってさ」
K「車体故障の擬音はチャリーンなのか。勉強になった」
悪「竹内は東京来るたびにずっと言われるんでしょうね」
|
 |
K「またえらい古い話を・・」
悪「いや、これは手島が復帰した直後の西武園ですよ。」
K「おちょくり系が後を絶たなかったね」
悪「おい、お前、誰にかけてたんだ!?あ、出会い系か?とかね」
K「マナーも携帯しろよって・・(笑)」
悪「なんか、ピント外れなんですよね」
K「ヒドい事言うのも可哀想だし、でも自分も何か言ってみたいし・・で」
悪「マナーは携帯してくれませんでした」
K「しかし、ここまで強くなるとはな。いかにそれまで手島が練習をサボってたかって事だ」
|
 |
K「笑えるなぁ」
悪「こん時はね、ゴールデンウィーク真っ最中で金網も客がわんさか詰め掛けてね。
もう誰が何を怒鳴ってるんだか分からなかったけど、なぜかコレだけが聞き取れた」
K「何度も言わせるな!つまり何度も言ってんだろ! そういう事だね」
悪「教育者の見地ですよ」
K「何を何度も言わせてたんだい?」
悪「それを聞き取れなかったからこそ、面白いんですよ」
K「考えさせるなぁ」
|
|
1 2 3
|