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はまりこみについて
西武園や取手、平塚なんかのレースを観ているとつくづく思うのだが番手はついてきてしまう。
964で捲って6がちぎれるのかと思いきやしっかりついて来てしまう。9の頭が堅いのは仕方ないとする。
何でもかんでも穴狙えばいいってものじゃない。それは認めよう。だからってどうして6がくっついてきて
2着でゴールしてしまうのか・・・・!?3着も4でした
6番は9番よりも得点が7点も低く72点の選手
で、対して9番は選抜スタートした選手なのです。なぜコレでついて来てしまうのか。それは最格下と言われる
6番車にブチ込まれてはいるが実は陰の実力者なのだろうか。9番の捲りに離れずについていけるほど
の猛者であり、我々は騙されていたのか。そう思って新聞の成績表を見てみると近走35回走って
最終日選抜で2勝。初日の予選で2着が2回、3着が1回。9着が11回もある。車券に絡んだ5度のうち
4度までもが地元である。勝率は一割にも満たず車券の対象になるのが7回に一度の確率・・・・
これが逃げの番手ならともかく捲りの番手では誰だっていなくなると思うでしょうに。
3半捲りですよ?これにくっついて来てしまう理由はもう一つしかない。
それは前の選手を風除けにしているから本来の力の倍のスピードで走れるという事なのだ!
競輪というのは力がなくても強い選手の番手を回れば断然有利なのです。
じゃあ、みんなそこに行けばいいじゃないか?
競技規則にも六法全書にも
「9番の番手は同県の6番が回る様に」などとは書いてない
特急列車の自由席だからちょっと詰めてもらえばいい。
といって何人かでそこを競ると全員いらなくなっちゃうんですよね。これが。
番手がいらなくなるだけならまだしも、踏んだら後ろはアカの他人などという事態にでもなれば
その本命選手そのものまで行方不明になってしまう。
競輪というのは本当に良く出来ているもので、このメカニズムに於いては競りが存在すると選手は
逃げづらくなってしまう。
後ろ攻めの際に番手が出たり入ったりすると選手は逃げづらくなってしまう。かといって
前を取った状態でそれをやられると後続の仕掛けが見えなくて、気がついたらドーンとカマされてしまったり
する。今回はカマシたらケツが切れて前受けした選手が堂々と番手にはまってしまった
ケースを考えたい。
はまりこみ2
誘導退避。一本棒で7番手からのカマシであれば、その仕掛けにあわせて踏んでいく選手が
はまりこむ事になるのであるが、一番前を走ってる同型の逃げ選手には遥か後方でケツが千切れて
いるなどというものが見える筈が無いのである。ですからカマされてなるものかと必死に合わせて
全力で踏み込んでしまう。ああ、それでも出切られた。と思って下げて中団で粘ろうとして
ペースを流したら。2番目、3番目にいる選手が見当たらない。
というわけでそこで初めて自分がハマりこんだ事に気づくわけです。
この場合果たしてはまりこみと言えるでしょうか。
逃げ屋2名の車間が大きく開き。後ろで競ってた数人は当然用なしだが、カマシに対しての
第二先行もほぼ絶望的な番手と言える。以前こういったケースで追走義務を怠り、大量の失格車
を出したレースがあったのを覚えている。
だからはまりこみは車間が開いたらダメなのである。
それははまりこんだのでなくハメられたというのだ。
はまりこむというのは
@脚力をロスしていない状態で
A他人をロケットに使える状態が
B数秒間(半周以上)続いた場合
と定義しておくといいでしょう。
ですから、逃げ屋が逃げ屋にはまりこんだ場合は、はまりこんだはいいがその時点で大幅に
脚力をロスしていて無風の恩恵に預かれない。その場合多くは前から数えて3番目の選手が頭。
大宮や立川であれば4番手の選手が頭だったりする。
逃げ屋でない選手が打鐘前から誘導直後の位置を抑えにでた場合、当然逃げ屋ではないので
そこから後続に合わせて踏む事はしない。彼らは中団が欲しいからである。
そのケースであれば多少カマシに反応してもほぼサラ脚でもってハマリ込む事ができるし、
逃げ屋にハマられたわけでないので前の選手も一旦流す余裕が生まれてくる。
これこそが健全なはまりこみというヤツで、ハマった選手が差すか、そのまま2着で流れ込むか
のどっちかをイメージして車券を買えばいい
もっともはまりこみというのは決して不測の事態ではなく、ある程度それも予測できるレースは
沢山あると言っていいでしょう。
もし小嶋の後ろが鰐渕−富永で、そこが内林−大井で競りだとする。そして別線で小橋−北村
が前で受けてたらどう買いますか?
(個人名を挙げて失礼だが西地区では鰐渕、富永、度会、疋田は連結を切らす四天王と言われてるらしいので)
小嶋−鰐渕を買いますか?小嶋−内林を買いますか?
まず小嶋−小橋を買うはずです。上記に挙げたケースを学習すれば別線の自力屋のハマリこみは
何が起こるか分からないし、そもそも競ってる連中は全員要らない。
だから何はともあれそういう組み合わせを思わず買ってしまうんです。
だからスジ違いでもこういった車券が一番人気になってしまうのです。これは競輪が競馬と
違うところの一つで、展開とメンバーを踏まえて分析すると、出走表には載ってないものが
自然と浮かび上がってくるという事なんですよね。
(『逃げと捲りの連対について』でも示唆)
我らが太田真一
−逃げイチで9着を取る男−
これはS50年生まれの埼玉県出身。平成7年4月デビューで、同期には伏見俊昭、堤洋のほか、手島
慶介、小川将人、金子貴志、水書義弘らがいる華の75期生でも在校一位で卒業し。県立川越工
業高校在校中の平成5年には地元大宮で行われた総体1000メートルTTを高校新記録で優
勝しプロ入り後もシドニー五輪に出場したほか、02年のアジア大会(韓国・釜山)
のケイリンで優勝するなど国際大会での実績をあげ、本職でも高松宮杯、前橋記念トーナメント、
競輪グランプリを制した実績を持つ埼玉のプリンス太田真一選手のごく最近の周囲の批評である
太田に関しては私自身好きか嫌いかと聞かれたら迷わず好きと答えるだろうし、それは今も変わらない。
105点しか無い癖にS級シリーズには一切走らず東日本王座戦の出場資格を失ったこの糞ガキ
は、今でもどこか浮世離れした風格を醸し出していて、それを見るのが大変好きなのである。
現実に若い頃の太田は強く、決してまぐれで宮杯やGPを逃げ切ったわけではない。あの時点では
間違いなく若手ナンバーワンの存在だったのだから。やはり競輪には美しさというか品格が大事だな
と思う。現在埼玉では平原康多(87期)がナンバーワンと言われているが、彼には品格がない。だから
平原はどんなに頑張っても市田佳寿浩レベルを超えられないと思う。二十歳そこそこでもう位置へのこ
だわりを見せてスタートを取る様な選手に将来性があるとは思えない。別に若くして逃げないのは一向
に構わないのであるが追い込み志向を持ってこの世界に入ってくるのは度胸がいる。金成和幸(88期)
岩津雄介(87期)は、近い将来必ずマーク屋として大物になると感じるのは学校時代からまるで先行して
ない事から分かる。彼ら二人は非常に雰囲気を感じるし度胸がある。度胸のない平原はSを取る。
太田は若い頃から実に度胸のある選手で、神山や東出、後閑といった大物選手がついた時は必ずと言って
いいほど他所を捲らせないで逃げた。逃げてズブズブを食らって自分が4着か5着ぐらいに残る。今平原は
捲ったのちに兵藤に差される。もう度胸というか品格が雲泥の差である。
というわけで低迷している太田選手には今後も頑張って欲しいのであるが、やはりあれかな。埼玉は
強いマーク屋もいないし、そろそろ追い込み一本に絞ってまた新たなタイトルを狙う時期に来てるのかも
知れませんね。いま現在の太田の低迷の原因は色々あると思う。若くしてタイトルを取ったのがいけなかった
とか。周囲にいい見本がいなかったとか。
でも最大の原因は子供の頃から自転車ばかり漕いでた選手と適性組の基礎体力の差だと思いますね。
人間やはり30近くなると練習方法も変わってくる。稲村や太田の様に鳴り物入りで入ってきた選手は
その変化にどうしても対応できない。その逆がいい例で京都の村上義弘選手は松本整という名トレーナーの
指導を受けながら練習方法と体造りを少しずつ自分の年齢に合わせて変えていった。
だから30過ぎても長い距離を先行できる。素質だけでカバーできる競走には限度があり、その自信の無さ
から極端にレースが消極的になってしまう。これは神山もまた超えた壁でもあるんです。
今逃げて9着を取ると言われる太田を見ていると、どこか自転車でしか生きられなかった男の悲しさみたいなもの
を感じて同情してしまうのだが、それでも車券はとてもじゃないが一銭も入れられない。
太田には今後追い込み選手として頑張ってもらいたいのです
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