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今節の降級者の中ではまさにモノが違うという存在なのが徳島の湊聖二(31)だろう。降級が決まったあたりから徐々に
調子を上げてきた。高松記念では2度連に絡み、直前の松山F1では準決攻めきって2着、見事決勝まで駒を進めているの
だから、A級に混じれば脚力は断然と言っていい。勝率が28%、連対率40%の安定株だ。しかも、本人もすぐに特進す
る意気込みで居るのであろうか、前期は意識的に長い距離を逃げて脚を作っている。ひと昔前だとこの選手は第三のライン
の先頭を走ってカマシを匂わせたイン切りからの3,4番手飛びつきを良くやっていた。ところが彼が中団だと出切った
逃げ屋がすぐに流してしまい後続に被されてしまう不条理が発生した。つまりレースも佳境に入った所で無駄に脚を使い
すぎていた。なぜこういう事が多かったかというとレースの組み立てにギャンブル性が強すぎた。そこを他の選手に読まれて
から昨年の不調が始まったというわけだ。同じ脚を使うにしても横に動いて脚を使うのとタテに踏んで脚を使うのでは
残るモノがまるで違う。逃げて脚を作るというのは若手自力屋の基本であり、彼自身も三ツ石康洋や高田大輔らのグルー
プリーダーなわけだからそれを実践するのは当然だろう。印象的だったのは西武園記念の二次予選、地元の太田真一を連れて
鐘から仕掛けると一瞬突っ張りそうになった谷津田を強引に内に押し込めてからペースを落とした。ここで太田に内を締め
させておいて踏むぞ踏むぞというプレッシャーを後続にかけておきながらホームで発進。このとき金子真が3番手で離れる
というアクシデントがあったが結局志智を捲らせなかった。1つのレースの中で複数回脚に負荷をかけるというのは
若手選手がもっとも脚のつく逃げ方だと思う。ただ機関車やってるだけではダメなんですよ。そういった前期での貯金が
A級で生きてくるのは間違いない。心配しなくても西日本では主だった所は全てS級に上がっているし、湊の後ろは大渋滞だ。
彼を逃がさない様に仕掛けてくれれば当然早駆けになるし、誰も庇いきれない。特進の可能性かなり大だと思うのだが
如何なもんだろう
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華の65期で国持晴彦グループだ。もう少し俊敏さがあれば大きく成長するものを持ってると思っていたのだが、現実には
渡辺一貴や鰐渕正利らのような横だけに強いマーカーに落ち着き気味である。ただ、根性はある。レースでは常に気合を表
に出して走っているし張りも締めもなかなか強烈だ。その気合は常に買える。ただ、この手の選手全てに言える事なのだが
レース中に無駄な動きが多すぎる。何度も書いてきたが動かすのはケツだけでいいんだ。自転車全てを左右に張り出すとい
うのはいかにもロスが多い。確かに師匠の国持も位置取りは強烈なマーカーであったし、タテ脚よりは持久力とシコシコした
粘り強さが信条でもあった。ただ、それは以前の体質の競輪においてであって、誘導のペースメイクが遅い近代の競輪に
おいてはタテ脚を磨いていくことが先決だろう。暗い内から暗くなるまで練習をしていると聞くが、もう街道で基礎体力が
増えていく様な年齢は過ぎただろう。どうにもカマシや捲りに一瞬離れ気味になるズブさを早くに解消しないと彼自身の
成績だけでなくラインに重大な損害を与えかねない。ふと思ったのだがこの辺りのグループは皆伊豆や伊東までは練習には
行けないのだろうか。だとしたら選手の数が余りにも多く、スムーズに競走形式の訓練が出来ていないのではないか。
その辺が若干気になるところではあるが・・・ただ、7月現在調子は良好と見ていい。この7場所全て一度は1着を取って
おりその殆どが北日本の逃げ屋を使ってのものだ。現在12勝でこのまま行くと年間最多ペース。見た限りでは昔とそれほど
変わってないのにこれほどの頭選手ぶりは如何なるものだろう?この選手も昔は落車が多く調子の波もあったが今年は全てが
上手く行っているという事か。200勝も達成し函館では番手競り勝って差しきり優勝。200勝も達成した。
傾向としては劣勢のラインの番手回ってはアタマを取り、本線のラインの
3番手回っては千切れる。ラインの先頭では番手基本。ただ逃げ屋に対しては離れる。こんなとこか。正月からS1復帰も
目前と言っていい
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