| ピアノドラマティック・シリーズ #5に寄せて |
|
 |
PartT
2007年9月20日
19:00開演
東京文化会館小ホール
ゲスト: ローハン・デ・サラム
PartU
2008年1月6日
14:00開演
.東京オペラシティリサイタルホール |
|
|
|
2002年から始めたこのシリーズは、もっと音楽のなかのドラマ性を掘り下げて、本来あるべき濃密で豊穣な力を取り戻したい、という願いを持っています。第1回は西村朗さんの80分に及ぶ壮大な作品「ヴィシュヌの化身」を、第2回はジョン・ケージの1時間の舞踊劇「Four Walls」を田中泯さんの演出で上演、第3回のシューベルトの最後の変ロ長調ソナタを中心にしたプログラムに続き、昨年の第4回はショパン、ラヴェル、サティの前半のあと、私の弾く様々なタンゴにあわせて田中泯さんがソロで踊りました。そのほか、毎回委嘱作品を含む新作なども演奏してきました。 |
|
第5回目になる今回は2つのコンサートを行ないます。Part 1は、「私は音楽家であるよりも、音楽そのものになりたい」と語ったという、カタロニアの作曲家モンポウから始めます。そして私が以前にも増して強く惹かれるシューベルトから1曲、中期のイ長調のソナタを。そのあとはチェロのロハン・デ・サラムをゲストに招き、まずはドビュッシーのソナタを共演。この曲と同じ年に書かれたコダーイの作品は、ロハン・デ・サラムが若い頃コダーイの前で演奏し、絶賛された長年得意する無伴奏の大作です。彼はカサドやカザルスに師事し、若い頃からクラシックのソリストとしても活躍してきました。今回のプログラムはそんな彼の希望も入れて構成されています。プログラム最後は、クセナキスが70才で作曲したチェロとピアノのための小品です。 |
Part2では、フェルドマン、ケージを経て、現在のピアノ曲に焦点を当てました。ドイツの作曲家でフェルドマンと親交の深かったツィンマーマンの小品、石田さんの20分近い献呈作の初演、そしてドイツを中心に活躍中の西風さんと、有望な若手の松本さんに新作を委嘱しました。ご期待ください。 |
| 高橋アキ |