Tuck Andress's Man In The Mirror Transclib Score written by Acousphere Shige
タック・アンドレス・バージョンの「マン・イン・ザ・ミラー」を自分の勉強のために採譜しております!
ギターの何フレットを押さえるのかという情報だけでなく、どの指でどうおさえるのか、右手のどの指でどのように弾くのかという情報まで詳細にわたって採譜してゆきますので1年がかりになってしまうと思いますが末永くおつきあいください!
そしてTuck Andressさんを目指すギタリストのみなさんは是非チャレンジしてみてください!

■Tuck Andress - Man In The Mirror Score 1の解説

イントロと曲頭の4小節の譜面になりますがまずイントロの指使いが面白い事になってます。
1弦の10フレットを伸ばしながらその下でダブルストップが変化してゆくアレンジですが、10フレットの音に切れ目を作らないような運指になってます。

1小節目の4拍目裏のダブルストップを中指と薬指で押さえる所がTuckらしいと思います。
もちろん薬指と小指で押さえても問題なく弾けます。

ハーモニクスを出してメロディがはじまりますと、基本的に右手人差し指と中指によるパターンでメロディを弾いてゆきます。
同一弦のメロディを弾くときについつい同じ指で繰り返し弾いてしまうことが多いと思いますが、Tuck流はそこをあえて人差し指と中指で交互にはじきます。
そうすることで音色に変化が出て、よりメロディがコードから分離し更に歌ってきこえるようになります。
Tuckのソロギターはコードにメロディを足した形でアレンジされたものではなく、メロディにハーモニーをプラスするという順序でアレンジされているように思います。
それゆえ、とてもメロディが大事にされていてソロギターなのに歌うのですね。

2008年の春にTuck&Pattiのふたりとお話させていただいたときに、どのようにコードをアレンジし、リハーモニゼーションするのか尋ねてみました。
Tuck Andressさんの答えはたいへん興味深いもので、歌のメロディにコーラス的な別のメロディを付加し、それを繰り返してハーモニーにしてゆくというアイデアでした。
つまり元のコード進行を替え、代理コードを置くというのではなく、元のコードにとらわれないで新しいモダンなコードを作曲してしまうというものでした。
この辺の感覚がこのMan In The Mirrorのアレンジにも活かされていると思います。

メロディを演奏するときは右手親指をメロディを弾く弦のひとつ低いポジションの弦にふれています。
こうすることで指の踏ん張りがきき、しっかりとメロディを弾けます。
5小節目からそのテクニックが使われています。
5小節目頭にならしたハーモニクスのコードはできるだけ先まで鳴らし続けます。
特に2弦を鳴らし続けたいので左手の運指の間にミュートしてしまわないように注意してください。

6小節のピッキング・ハーモニクスは右手の人差し指と小指のコンビネーションで鳴らします。
このときピッキングのポジションを固定するため、また滑らかに変化するために右手親指を4弦につけたまま前方へスライドします。
これも安定した演奏を行うためにTuck Andressさんが構築した独自のテクニックです。

最後に8小節目のダブルストップの解説ですが、このダブルストップはメロディなので素早く、歯切れよいプレイが必要です。
Tuck Andressさんは右手の人差し指と中指によるコンビネーションで演奏します。
これにより素早く、自然な音色で演奏する事ができます。
ダブルストップ直前に弾いている4弦の開放弦はリズムを加速させるための装飾音です。
伸ばさず早くミュートするのがコツですので右手親指で触れて早めに消音してください。