海外建築写真集-ウィーン編part2(世紀末建築)
歴史上の様式に則った建築の多いウィーンにあって、19世紀末から20世紀初めにかけて、
過去の様式から分離する新しい表現を求めて結成されたウィーン分離派
(ゼツェション)を中心に、多くの世紀末芸術が花開いた。

郵便貯金局
世紀末ウィーンを代表する建築家オットー・ワーグナーの1906年の作品。
ガラス天井から光が降り注ぐ明るい中央ホールは当時画期的であった。

カールスプラッツ駅
ワーグナーはウィーンの多くの駅舎を設計した。
当駅舎は1899年に完成したもので、細やかな装飾のある代表作。

マジョリカハウス
ワーグナーの建築の中でも特に世紀末的な美しさのある集合住宅。1890年の作品。

メダイヨンマンション
マジョリカハウスの隣に建つ集合住宅。
コロマン・モーザーによるメダイヨンの装飾が特徴的。

ロースハウス
大理石の列柱にシンプルな立面をのせたファサードで、アドルフ・ロースの
「装飾は罪悪である」の思想を明快に表した建築。1912年の完成。

アメリカン・バー
15×8フィートの小さな空間を壁面上部の鏡により広がりを持たせている。
アドルフ・ロース1907年の作品。

カフェ・ムゼウム
ロースがまだ20代の時に内装を手がけたカフェ。1899年の作品。

分離派館
クリムトをはじめとするウィーン分離派の拠点となった建物で、
建築家オルブリッヒがウィーンに残した数少ない作品。1898年完成。

エンゲル薬局
もとは16世紀開業のウィーン最古の薬局。1902年に改装され、世紀末芸術を
感じさせるファサードとなった。壁面の絵はオスカー・ラスケによるもの。
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