ゲートフラッグ作成録

2005/03/21

1.はじめに

 永田充、左ひざ前十字靱帯断裂で全治8ヶ月…。

 ナビスコ初戦FC東京戦快勝で気分爽快な中、ただ一つの、そして最悪のニュースでした。この結果を見てショックながらも、それから立ち直り、充にエールを送る意味で前々から興味を持っていた事をやってみようかと思い立ちました。

 …というわけで、そんなきっかけで作成したゲートフラッグ。以下に手順を書いてみました。ゲーフラを作りたいけどどうすればいいんだろう…という方に少しでも参考になれば幸いです。

2.前準備

 まずはフラッグに書くネタを考えます。文字、絵、色々考えられると思いますが、今回は前々から「ゲーフラ作るならこれにしよう!」と密かに思っていた“焼肉充”(詳細は長居遠征記参照)のロゴを使わせて頂きます。店でもらっておいたコースターを、デジカメで出来るだけ大きく撮影し、PCに取り込みます。

 例えば「 復 活 祈 願 」というように文字だけのフラッグを作るのであれば、ワープロソフトで文字を入力、旗の大きさにに合わせてフォントサイズを超特大にし、それを印刷すればOKでしょう。Wordであれば「Wordアート」で作ると、大きさやタテヨコの縮尺を自在に変えられるからいいかもしれません。

【写真1】素材となる写真をデジカメで取り込んだ状態

 うちの環境ではこのままだと印刷時に勝手にA4サイズに縮小されてしまうのでマイクロソフトPhoto Editorで用紙枚数分分割しました。目分量で適当にトリミングして、それを新しく保存していけばOK。今回は計6ファイル、A4用紙6枚分の大きさにすることにしました。

 それぞれを用紙一杯に印刷、余白をはさみで切り落としたものを、テープで上手く繋ぎ合わせればあっという間に下書き完成です。今回は元々の素材が赤地に黒の文字という組み合わせ。インクの節約、と思って白黒印刷もしてみたんですが、カラー印刷の方が後々見やすかったです。まぁこの辺はお好みで。

【写真2】画像編集ソフトでざっくりと6分割(フォトエディターのトリミング機能を活用)。
【写真3】それぞれをA4紙一杯に印刷後、適当に繋ぎ合わせる(真ん中左だけ白黒印刷)。

3.買い出し

 ここで出来た下書きのタテヨコの長さを計測します。どの位の布を買ってくればいいのか、大体想定してメモしておきましょう。それを持って買い出しへ出掛けます。

 まずは100円ショップで以下のものを物色。

  ●アクリル絵の具
  ●パレット
  ●絵筆
  ●バケツ
  ●布のガムテープ
  ●油性マジック

 アクリル絵の具は最寄りのダイソーにはなく、仕方なくやや大きめのダイソーへ行ったらありました。その大きめダイソーでも、筆やアクリル絵の具はあったもののパレットと絵の具バケツが置いてないという有様…。店の規模によっては揃わない場合もあるかもしれません。また、ネットで調べてみたところによれば100円ショップにも「はぎれ」として布が売っていることもあるようですね。

 回った100円ショップには程よい布は売っていませんでしたので、次は手芸店に移ります。柏で言えば「サンキ」で買えばいいと思います(昔家庭科の授業のために布を買いに行ったな…)が、いかんせん都内一人暮らしの身で普段は全く関わりのないジャンル故にどこに行けば手芸店があるのやら…。そんな状態でしたが100円ショップ近くのスーパー内に入っている小さな店を運良く発見できました。

 素材云々は全く分かりません(ブロード?)が、とりあえず目に付いた発色の良い黄色い布地を80センチ買いました。下書きは50センチ四方くらいだったので相当大きめですが、大は小を兼ねるということで…。プラス、アイロン熱で布を接着する事の出来る両面テープというものも同時に購入。縫うのが面倒(というか裁縫なんざできません)なので、こいつでくっつけてしまえという算段です。洗濯しても粘着性の落ちないタイプとのことで、こちらは15メートル800円くらい。

 ちなみに買ったけど使わなかったモノも参考までに羅列しておきます。
  ◇ハケ(でかすぎた)
  ◇両面テープ(アイロン接着テープ買ったので)
  ◇チャコペーパー(これで下書きを写そうと思ったけど、透かせば十分だった)

4.作成開始

 買った道具類を手に家に戻ります。

 まずはポールを入れる用の横の折り返し分をざっくり折ってテープで仮留めしましょう。布いっぱいに絵を書いちゃってポールを入れる余裕がなくなっていた…なんてのは悲し過ぎますので。

 ここで作った下書きの上に布を載せると程よく透けて見えるので、輪郭をマジックでなぞります。書いている途中で下書きがずれないようにテープで留めておくと良いかも。

 布の下には必ず新聞紙数枚分ひいておきます。かなり貫通します。それとアクリル絵の具は注意書きに「服についたら絶対に取れません」とあるくらいなので汚れてもよい服で臨みましょう。

【写真4】透けて見える下書きの輪郭をなぞったところ

 準備ができたら,マジックでなぞった輪郭を参考にひたすらぺたぺた塗っていきます。今回は黒一色な上に元の画像が筆で書いたような感じなので、多少はみ出ても全く問題なし。勢いで適当に塗り進めていきました。精密さを求められるような繊細な絵や、一直線を綺麗に書きたいような文字等の場合はだと慎重に塗っていった方が良いかも知れません。綺麗さ重視!というのであれば、マスキングテープを使う手もあるようです。マスキングテープも100円ショップに売っていますね。ちなみに、作業の大半を中腰で進めていたら翌日両脚内転筋痛に激しく襲われました…。

 絵筆は平らなやつ(平筆?)を買ったので、一気に塗る個所は楽なのですが、細かいところはやっぱ塗りにくい…(塗っている人間が不器用だという事もありますが)。「一気に塗る用筆」と「細かいところを綺麗に塗る用筆」との2本あれば良かったかも。

 後、布を買った後折り曲げて持って帰ってきた為にきっちり付いてしまっていた折り目部分も塗りにくし。塗る前にアイロンをかけて折り目をなくしておく事をオススメします。

 服飾を趣味にしている友人の話だと、買ってきた布は「意外と汚れている」そうなのでは、加工前に洗濯→アイロンがけをしておくのがベストとの事。

【写真5】塗り途中の図

5.縫いつけ(縫わないけど)

 自分が満足行くまで塗り終えたら、適度に乾かします。アクリル絵の具ってのは結構すぐ乾くようです。今回は絵柄に対して布が大きすぎたので、不要な部分は裁断しました。この切り取った残りの部分は、勿体ないのでこっそりともう一つゲートフラッグ作成予定。

 ここで両サイドの長さを測定、再び100円ショップへ向かいました。今度の目的は伸縮できるポール(いわゆる突っ張り棒)です。別に↑の買い出しの時に一緒に買ってしまっても良かったのですが、何となくちゃんと計ってから買おうと思っていました。

 この充フラッグは不要部分裁断後で両サイド55センチ。試合時にいつも持ち歩いているエナメルバッグの幅が約40センチでしたので、一番縮めた時にそれに入り、伸ばせば十分に持ち手の確保できる長さ(フラッグ+15センチ=70センチを目安にしました)になるものを探します。ダイソーではなくキャンドゥという店にて40センチ〜68センチというおあつらえ向きのポールを発見、購入しました。

 再び帰宅。フラッグの両サイドをポールが入るスペースを確保し追い返し、両面テープで合わせますが、今回は強度アップのため上下も折り返す事とします。順序としてはまず下を折ってから両サイド、最後に上ということになります。まずは下部分を折り返し、両面テープでアイロン接着。次に両サイドですが、ここはポールを入れる重要な部分になりますので強度を重視して折り返し両面テープも三重にしてみました(テープの裏面に「重ねて貼り付けることでより強い接着力を得られます」と書いてあったので)。アイロンを上から思いっきり押さえつけて接着。こういう熱接着のテープは熱プラス十分な押さえつけが重要だそうです。最後に同じように上部もくっつけます。

 ちなみに突っ張り棒はキャップとなるゴムがついていますが、これは外れます。はっきり言って邪魔(取らなければこのキャップの太さに合わせてサイドを縫い合わせなくてはならなくなる)なので外してしまいましょう。しかしいかんせん100円、ゴムを取ると切りっぱなしの鋭利な金属面が露出しますので怪我には注意。持ち運ぶときにはキャップしておいて、フラッグを掲げる時だけ外すのがいいかもしれません。

 その突っ張り棒をサイドのポケットに突っ込んでみましょう。左右に思いっきり引っ張ってみて、接着した部分がはがれてしまったり、そもそも突っ張り棒が入らない!なんて状況にならないことを確認。

 そうすればこれにてフラッグ完成!

6.試合

 試合当日を楽しみに待ちましょう。完成後も一回洗濯してアイロンがけをしておくといいかもしれません。買ったポールと共に、フラッグを折りたたんでカバンに忍ばせ、スタジアムへ。到着後広げたフラッグにポールを突っ込み、思い切り腕を伸ばして掲げましょう!

 …風の強い日は相当あおられますので注意。

 ポールを軸にくるくるっと丸めて、試合中は足下にでも置いておきましょう。ゴールシーンで素早く取り出せるようなポジショニングが重要です。

7.終わりに

 ゲートフラッグはタオルマフラーとはまた違う存在感があります。手間は多少かかりますが、自分の好きなようにデザインすることが出来、しかも結構安く仕上がります。

 市販のものとはひと味違う応援グッズをご所望の方、好きな選手に向けてメッセージを送りたいと思っている方。ゲートフラッグ作成、いかがですか?

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