"私家版"柏レイソル選手年鑑2005

2005/02/19作成
(2004年度版はこちら)

GK

1南雄太(みなみ・ゆうた)

 小野、稲本、小笠原、本山らを擁して準優勝を果たした1999年ワールドユースに全試合出場したエリートGK。 レイソルでも押しも押されもせぬ守護神として長年ゴールマウスに君臨する。その間には優勝争いと残留争いを共に最後方で経験。
 反射神経が超人的で決定的場面ほどセーブ率が高い気がする。ただやっぱりゴールキックが飛ばない…。

 去年は前代未聞の珍事を起こしてしまったが、今は「自分からネタにしている」との事。某赤いチームのサポーターが「南のゴールが見たーい」などというコールをしてきたのに対し、余裕で手を振る姿には成長が感じられた。そう、起きてしまった事は仕方ない。それを糧にして成長してくれればいいんだよ…。

 今年は選手会長に任命。1月のふれあいフェスタでは自覚に溢れたスピーチを披露。 チームとして立て直しを図る今年、その責任は重いが、雄太ならやってくれるはずだ。

16ノグチピントエリキソン(のぐちぴんと・えりきそん)

 去年も書いたがれっきとした日本人。どっしりと構えるタイプのGK。 昨年はシミケンとの第2GK争いの中で数試合に出場したが、結局勝利は掴めなかった(トータルで勝ち試合が少ないせいでもあるが…)。

 気さくな性格でサポーターにも自分から声をかけたりと、チームに必要な人材。「選手にサインをもらいたいけど、話しかけにくくて…」なんて思っている方はピントに話しかけてみるといいかも(笑)

21清水健太(しみず・けんた)

 通称シミケン。サブに入ると雄太が退場する、そしていきなりPK、というシチュエーションになりがち…。そしてそのPKはいつも惜しいところで止めきれない…。今年はGK4人体制になり、厳しい競争が待っている。まずはピントとの第2GK争いを制してベンチ入りを目指したい。

31加藤慎也(かとう・しんや)

 去年から練習生としてチームに合流していた、元鹿島の長身GK。キャンプで至近距離のシュートを反応良く止めていたのが印象に残った。GK衆の中でもひときわ目立つ長身を生かしてレギュラー取りを狙う。

DF

2小林亮(こばやし・りょう)

 いきなり一桁の背番号を与えられた、期待の大卒ルーキー。左右どちらのサイドバックも出来るという器用さが売り。いわゆる「サッカーエリート」である若手の多い柏において、大学の4年間で得た経験が生きていくはず。早野監督もそういったストイックな面を期待しての獲得とのこと。キャンプでは積極的にアピールする姿が報じられている。

 東京ヴェルディの小林慶行は実兄。

3薩川了洋(さつかわ・のりひろ)

 一昨年の浦和戦で負った全治8ヶ月の大怪我から遂に復帰したベテランDF。復帰戦の広島戦ではスタジアム全体から薩川コールが巻き起こった、柏ディフェンスに欠かせない存在である。
 ただ昨年は復帰を急いだためか、結局シーズンが終わるまで本調子ではなかったように思える。キャンプから存分に動ける今年、若手に負けぬ働きを期待したい。

4波戸康広(はと・やすひろ)

 トルシエ政権時に右サイドでレギュラーを張っていた事もある、元日本代表サイドバック。その当時の代表の中でも20メートル走のタイムはナンバー1だったという俊足の持ち主。

 昨年はズタボロのチーム状態の中で、異例のシーズン中途加入ながら右サイドに定着。当初は怪我がちだったこともあり目立った活躍は出来なかったが、増田や谷澤との連携が徐々に良くなるにつれ見せ場も増えた。柔らかいクロスでのアシストもさることながら、新潟戦と福岡戦の2ゴールは見事!特にボールをキープ出来る谷澤(ちなみに“波戸さん選手”の名付け親)と組む時の思い切った駆け上がりが迫力あり。

 某サッカー番組の現役(?)バナナキング。風を利する頭脳派らしい(?)プレーで記録を樹立。

5中澤聡太(なかざわ・そうた)

 サポーターを失意のどん底に突き落とした大分での最終戦ヘッド空振りも、入れ替え戦での聡太の活躍に繋がったと考えれば、本人にとってそしてサポーターにとっても良い糧になったと言ってもいいだろう。土屋の加入で更に厳しくなったディフェンスラインではあるが、コンスタントに試合に出る事で掴む事の出来た昨季一年の経験を生かすシーズンにして欲しい。
 188センチの長身を持つ身体能力もさることながら、気持ちを全面に押し出すことの出来るファイター型DF。練習中でもその気合いの乗りっぷりは一際目立つ。今年副キャプテンに任命されているが、充(昨季副キャプテン)を精神面で引っ張るのに適任のような気がする。

13小林祐三(こばやし・ゆうぞう)

 ボランチ、ストッパーに加え、サイドバックまでさりげなくこなす頭脳派ユーティリティプレイヤー。 現U-20日本代表でもボランチやストッパーでレギュラーを張る。ディフェンス時の身体の使い方が非常に上手く、相手に易々とは仕事をさせない。対人戦には絶対の自信を持っているという本人の言葉も頷ける。

 某季刊サッカー雑誌によるそのユース代表の紹介の中あった 「最近一番感動した事は?」との問いかけに、同期の若者達が「セカチュウ」だの何だの書いている中 「Ζガンダムの最終話」と載せる、年齢を超越した落ち着きを感じさせる逸材。

 今年の祐三のコールは「も・え・あ・が・れ、燃え上がれ、燃え上がれ、祐三!」…ではダメだろうか?(笑)

17土屋征夫(つちや・ゆきお)

 神戸より移籍加入の、今年最も期待を抱かせる新加入選手。
 ディフェンダーとしては大きくはないが、身体能力の高さは特筆。ヘッドでの競り合いにも強く、去年ほとんどチャンスに結びつかなかったセットプレー時の得点源としても期待できそう。
 そのリーダーシップで若い選手の多いチームを引っ張る事も期待されている様子。

 通称「バウル」は、ブラジル武者修行時代に住んでいた街の名前から、との事。

 スキンヘッドが一際目立つうえ、更にそのお茶目な性格ですっかり馴染んでいる印象。

20永田充(ながた・みつる)

 飄々と最終ラインをまとめるディフェンダー。充の何が凄いのか説明しにくいが、いないと落ち着きに欠けるからきっと凄いんだろう(笑)
 さりげないポジショニングで相手のチャンスの芽を摘むスマートなディフェンスが身上。 相手の縦パスをインターセプトするのが上手く、その様はまさにかっさらうと言った感じ。 昨年はラインをまとめるのに精一杯だったかあまり見られなかったが…。

 余りに飄々とプレイするため、時にはもっと闘志を全面に出せ!…と思わないでもないが そんな充が想像できないのもまた事実。 キャプテンシーは他の選手に任せて、サッカーに専念させてあげた方がいいような気もする。

 カーニバルの事ばかり考えていてJリーグの試合すらロクに見やしない某代表監督に紅白戦要員として偏愛されていて、出場はおろかベンチ入りすら出来ないのに代表合宿に何度か呼ばれている。 玉田のようにアピールする機会があれば出場のチャンスもあるとは思うが、松田ですらまともにチャンスを貰えない現状を見ていると…。

26近藤直也(こんどう・なおや)

 慣れない左サイドバックを何となくこなす。…という評価がすっかり定着した元ユース代表DF。身体能力の高さは折り紙つきで、1対1には絶対に負けない!という半ば意地にも似た自負が感じられるハードディフェンスが武器。
 持ち前の適応力でサイドバックとしての上下運動もかなり板に付いてきた。とはいえ記憶の限りではアシストがなかったようにクロスの精度を上げる必要は大いに有り。

 しかしやっぱりセンターバックでやらせてあげたい…。

 通称「猫バス」。アテネ五輪予選でも1試合出場。その試合でクリアし損ね同点ゴールを許してしまったのも、今はきっといい経験になっているはず(アテネ本番での失態のおかげでどうせ誰も予選の事なんざ覚えてないさ!)
 そのレバノン戦でのとうこくりえさんによる近藤似顔絵はこちら。いや、本当にあの試合は勝って良かったよ…。

32石川直樹(いしかわ・なおき)

 新人の昨年は出番無し。今年もDFの層は厚いが、チャンスはいつ巡ってくるか分からない。その時に備えてしっかりと準備をしておいて欲しい。また、そういった我慢が出来るタイプの真面目な選手でもある。
 近い年代の選手がレンタルで他チームに移籍していく現状をどう見ているか。ユース出身。 

MF

7明神智和(みょうじん・ともかず)

 W杯出場4試合、地元が生んだ名ボランチ。
 昨年はチームの不調不和に巻き込まれるようにバックパスを繰り返し、激しいブーイングを浴びる時期もあったが、セカンドステージは完全に復調。左右のスペースを埋める惜しみない運動量に加え、粘り強い対人守備、ボールキープ時に相手をいなせる技術+身体能力、機を見た前線への飛び出し(昨年は公約通りの5ゴール!)と元代表の力を遺憾なく見せてくれた。
 欲を言えば今年は、チーム不振時に自分だけで責任を背負い込むのではなく(去年の明神の痛々しさと言ったら…)、チーム全体として立て直すような動きを起こせるようにしてほしい。それには勿論、周りのサポートも必要ではあるが。

 とうこくりえさんによる、昨季の痛々しい明神その2その3その4…。

8リカルジーニョ

  レイソルの心臓と呼ばれる、シーズン4年目のブラジル人。去年は開幕から調子が上がらずにいたが、やはりシーズン途中で怪我の治療のため帰国してしまうなど不本意なシーズンとなった。豊富な運動量に加え、素早いパス、正確なプレースキック、ゴールを常に狙う意識の高さ等、高い存在感を示す。

10クレーベル

 早野監督が「得点力アップには中盤の整備が急務」として、自ら望んで獲得した(らしい)ブラジル人助っ人。 186センチの長身が一際目立つ。キャンプではまだまだチームとかみ合ってない印象…。
 柔らかい球筋ながらダイナミックなサイドチェンジ等、持っている能力は高そう。日本のサッカーとの、いわば「親和性」はいかほどか…。

12増田忠俊(ますだ・ただとし)

 豊富な運動量と大きなアクションが特長のベテラン。公式フォトギャラリーにて割れた腹筋をアピールする程の肉体美を誇る。最前線から全力で自陣へ戻る様子を見るまでもなく守備への貢献度は計り知れず、それによる対面の相手を疲弊させる動きも見事。それが谷澤との交代をより効果的にしているとも言える。
 ただ、全力で守備に戻る原因が自分のパスミス、という場合があるのはご愛嬌。

14大野敏隆(おおの・はるたか)

 99年前後の強いレイソルを支えた司令塔。しかし運動量の少なさが災いしたか出番を失った。 その後京都名古屋と流浪し、乞われる形で昨年半ばに待望の復帰。
 各地で修業の成果か、90分通して動きが増えた。 とはいえパサーとしては決定的な仕事は出来てないだけに本人も不満なのでは?今季はアシストに期待したい。
 
 歩いているシーンばかり思い浮かぶのだけれども、実は代表候補の持久力ランクトップだったりする。

15谷澤達也(やざわ・たつや)

 ボールの蹴り出しやトラップなどの基礎技術は、テクニックに優れる選手の多い柏の若手の中でも群を抜いている、レイソル期待の若手ファンタジスタ。
 どう見てもスピード感はないのにゆるゆる抜いていくドリブルは真骨頂。下手に飛び込む選手を「待ってました!」とばかりにあっさりかわしていく。また、ボールをキープできるために周りも思い切った攻撃に出る事ができるようになるなど、流れを変えるために必要な力を持ち合わせている逸材。
 それだけの能力を持ちながら途中交代での出場が多いのは、スタミナに難点があるため。 思うように前を向けない劣勢のゲームほど歩いている時間が長い。
 ふれあいフェスタの餅つきで息を切らしていたのを見ると今年もスタメン起用は苦しいのか…。また、テクニックのある選手にありがちな「足許で貰いたがる」癖も改善の余地がありそう。

 今年の目標は国士無双。 ただし意味は知らない模様…。某サッカー番組の収録で礼をするときにマイクに頭をぶつけてみたり、 某子供番組の某ジャンケンで親指と人差し指で作るチョキ(通称イナカチョキ)を出してみたり、とピッチの外でもファンタジスタぶりを発揮。

 某雑誌の連載にて「レイソル最高!」と書いてくれるなど、若手の中で最もチームやサポーターに対しての愛を感じさせてくれる選手でもあります。今年は日立台ホーム側でゴールを決めてそのまま観客席ダイブをやって欲しいもの。

22鈴木達也(すずき・たつや)

 筑波大で平山相太とコンビを組んだという、大卒ルーキー。攻撃的なポジションならどこでもこなせるそうだが、主にサイドで使われそうか。横浜ユースでは田中隼麿と同期だったらしい。

 ふれあいフェスタでひとりひとりに両手でしっかり挨拶し、早速サポーターに好印象を植え付ける(笑)

23大谷秀和(おおたに・ひでかず)

 ユース出身。行動範囲の広さが売りの若きボランチ。相手ゴール前でヤクザキックを喰らってPKを獲得したと思えば自陣ゴール付近で肘撃ちを凌ぎながら守ったり(例…決して某F西選手を指しているわけでは…)、と攻守様々な場面に絡む。昨年の2ゴールはまさにするする上がっていった結果。
 ただチームが劣勢だとディフェンスに目一杯になるためか途端に目立たなくなる気がする。バランスを重視して耐える時間帯を凌ぐのも確かに悪くないとは思うが、自らのアクションで流れを変えられるような存在になることが出来れば、層の厚いボランチでもアピールできるのでは無かろうか。

24平山智規(ひらやま・とものり)

 左サイドを主戦場とし、強弱高低直曲自在の正確な左足キックが持ち味。昨年は怪我を繰り返し、それがチームの「左不在」に直結した。本調子ならば相当の計算が立つ、今年の柏の浮沈がかかる一人。
 玉田フィーバーの前は一番人気だった、柏が誇るヴィジュアル系サウスポー。代表候補にも選出されたことがある。

30田ノ上信也(たのうえ・しんや)

 去年の16番という背番号からのある意味「降格」。左利きながら両サイドをこなすが、ユーティリティプレイヤーにありがちな器用貧乏タイプに定着してしまっている感がある。
 試合に出る度に発症していた脱臼癖もすっかり定着してしまいなかなか活躍の場がない。潜在能力は高いのだが…。

 今年はシーズン前にその脱臼を治す手術を決行。しっかりと回復させてからの活躍を期待。

FW

9山下芳輝(やました・よしてる)

 期待された昨年、ノーゴールは痛恨。結局【降格請負人】の汚名を晴らす事が出来なかった。いわゆるゴールへの嗅覚が鋭い「本能的ストライカー」だが、昨年はその嗅覚にコンディションが追い付いていなかった印象。
 常にシュートとゴールまでを意識した自分の形を持ち、体を張って周りを生かす事も出来る貴重なタイプ。玉田との相性も悪くないだけに、去年のようにコンディション不良のままズルズル行くのは避けたい。

18矢野貴章(やの・きしょう)

 1年目2得点の活躍から、すっかりスランプに陥ってしまった感のある大型FW。ヘッドの強さが特徴としてよく挙げられるが、動き出しの素早さなど185cmの身長だけではない長所も持っているだけに、このまま埋もれさせるのは惜しい。怪我を克服する意味でも、フィジカルの向上は最重要課題。

19宇野沢祐次(うのざわ・ゆうじ)

 入れ替え戦のゴール裏ダイブも記憶に新しい、各所から「野性的突破」と評される突貫スタイルのフォワード。その入れ替え戦で「玉田だけがマークされて僕はナメられてたんで」と言った負けん気の強さは◎。
 しかし昨年期待されながら結局シーズン1ゴールに終わった事は忘れてはならない。猪突猛進、一本調子でダメな時はとことんダメ、ではなく、悪い時もそれなりに、でシーズン通しての活躍を求む。谷澤と同じく、チームへの愛を感じられる若手であるが故により一層の働きを期待したい。

 T.M.Revolutionの西川貴教に似ている…気がする。去年の公表身長は181センチだったが、今年はサバを読むのを止めたのかちゃんと176センチまで縮んでいます(笑)

25李忠成(い・ちゅんそん)

 FC東京から完全移籍で加入した、2年目の左利きFW。U−19韓国代表候補にも選ばれている(外国籍枠にはかからないらしい)。

 左足を活かしたテクニックはなかなかのものを感じさせる。線が細く、まだトップでは厳しいかもしれないが、柏には4年間の下積みを経て代表にまで上り詰めたサウスポーがいる。その先輩の良いところを吸収していって欲しい。

28玉田圭司(たまだ・けいじ)

 細かなステップに柔らかいボールタッチ、爆発的なスピードでのドリブルに芯を捕らえた強烈なシュートを武器とする左利きのフォワード。昨年初めて日本代表に選ばれ、更にその実力を遺憾なく発揮した。その影響で一気に全国区となり、今や柏の中で最も有名な選手と言って間違いない。レイソルサポーターが着ているレプリカシャツの背番号も、圧倒的に28が目立つ。
 去年は会社や学校で「なんで玉田がいるのに最下位なんだよ?」と無邪気に聞かれて溜息をつくサポーターも多かったハズ…。

 今年は去年以上に某代表監督に酷使される事が予想されるのが気がかりではあるが、監督はともかくとしてその代表で掴んだ経験と自信が今の玉田を支えている事は間違いない。代表と柏の両方で結果を残してくれる事を期待。

 代表での玉田の活躍を見て魅了された方がいらっしゃいましたら、玉田のプレーを誇張抜きで「本当に目の前」で見る事が出来る日立台スタジアムへ、是非足をお運び下さい(笑)

29安永聡太郎(やすなが・そうたろう)

 新加入。若かりし頃に早野監督の下でプレーしていたことがある、経験豊富なFW。スペイン2部にいたこともある。

 プレーもさることながら、「大人しい」と言われる柏の本質的な甘さを改善する事も期待されている模様。 

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