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| 『米』から考える日本の外交 |
チャーハンの作り方は、先刻ご承知のことと思います…御存じない?それはいけません。 ぜひ殿方も、台所へ入ってお試しください。こんなに楽しくて、栄養になるお料理の作業を女性だけに独占させておく手はないです。今日はそのチャーハンの作り方をご伝授致しましょう。是非、覚えて帰って頂きたいですね。 まず、包丁でトントンとタマネギ、ニンジン、肉…、フライパンでジャージャーと炒めます。具のタマネギ、ニンジン、肉が炒め終わった頃、ごはんを一緒にしてフライパンの中で掻き回します。オットト…ごはんがくっついてこぼれてしまいます。そういう場合は、ごはんは冷蔵庫の中に入れておいて、パサパサさせます。 そうそう…アノオ …日本の米はチャーハンには本来向かないのです。初めからパラパラの米だといいのですが、日本には売っていないのです。どこのスーパーを探しても見つかりません。そういうパサパサで細長い米をインデカ米といって、世界の米の半分をしめています。日本人の米の好みも、主食の多様化で変わって来たと言うのに、相変わらず、ササニシキやコシヒカリしか作っていないのです。嗜好の変化に対応出来ていないのではいでしょうか。 『米輸入禁止、一粒たりとも米は輸入しません!』と、選挙中は、自民党も社会党も声をそろえて…農村の票を意識しちまって…まるで、幕末の攘夷論で幕府と戦っていた維新の志士と同じ、今に見ていてみィ、結局米の自由化…世界の大勢だとか何とか理屈つけて庶民や農民を泣かしてくれるから…たのしみです。(平成2年現在) こんな政争の具に『米』と『農民』が使われているだけでしょう。農民が『米』と『政府の補助』に頼って生きている限り、いいように利用されるだけです。為政者は古来そういうものだと、ご存じないのでしょうか。今、自立した行き方を求めていかないと、どの党からも放置される時が来ます。保護を求める生き方は、止めるべきでしょう。 安くておいしいカルフォルニァ米を輸入して消費者に供することが、アメリカ人が喜び、我々も幸せではないですか。日本人向きのいい米があるって言うじゃありませんか。その上、米の価格は日本の六分の一っていいます。タイ米は十分の一という値段というじゃありませんか。ちょっと、消費者をナメてテいます。「消費者一揆」を起こさないのもちょっとナメられる一因かも…です。 米を輸入して、日本が生産しないというのは、『いざ鎌倉…』という時、隣国と仲悪くなったら、米一粒もない…という状況になってしまったら、国策上まずいという配慮が働いているといいます。いくら日本がトランジスターのIC技術が優秀でも、それをごはん替わりに食うわけにはいかないのです。いくら札束をたくさん持っていても、それをトイレットペーパー替わりにはなっても、腹一杯にはならないのです。 千葉三区の浜田幸一代議士が『リクルート汚職問題』の矮小化をねらって持ち出した『パチンコ疑惑』…この問題がひろがって、それが朝鮮人イジメに発展、チマチョゴリをやぶく人が出たり、ツバひっかけた…とか、やたら朝鮮人、韓国人をイジメの事件が多くなった時、そういうことを止めさせてほしいと、当時の首相、海部さんに陳情があったのです。ところが、海部さんは『ぼくが、イジメているわけではない』と、問題の認識ができないのです。誰も海部さんがイジメていると言っているのではないのです。勿論海部さん、急いで翌日訂正をしましたが、彼の限界を見せつけてしまいましたね。 つまり、イジメられた朝鮮人を守る立場に立つことが出来ないのです。ただ、自分の立場の正当化、責任の回避しか頭が回らないのか…と思うと残念です。特に、これが日本の総理大臣だと思うと悲しくなります。こんな感覚で、外交をやられた日にゃ…、この外交音痴に我々の鼻面を引きずり回されて、一体どこへ行ってしまうのか…不安で眠れません。 また、天安門事件に関連した亡命希望の中国人市民を十分意思調査をしないで、中国送還しようとするのです。人権認識もない、こういう国際感覚では、鎖国と同じ認識から一歩も前進してません。 これに似たことは、中曾根さんも、300議席だまし取った選挙の時やっています。有名な『この顔が、ウソをつく顔に見えますか…』と堂々と演説してくれたあの時ですよ。『フインランドのように、ソ連のお情けで生きている国』と、日本の防衛力を持つために、引き合いに出して、日本ビイキのフィンランドをコケにしてしまいました。 もう一つ中曾根さんがミソつけた演説があります。『日本は単一民族で優秀だが、アメリカはスパニックが混ざっていて、教育レベルは低い』と、当事国が言われたくないことを、他国が平気で言ってしまう…この神経が外交音痴を生むのでしょう。 ごはんは水気が抜けて、具と混ざって適度の色合になっていますか。ここで、チャーハンの素をふりかけ、よくまぜててください。あと一息ですよ。 今都で流行るもの…財テク、マネーゲーム、宝くじ、教育投資の学歴社会。 一流会社でなければ人にあらず、ウオークマン、ファミコン、カラオケ… 福岡3区の高石さん支援者姿をテレビで映していました。 落選と決まった途端、支援者の皆さんの姿は消えてしまって…あれでは、何の為に高石支持だったか…。落選した時こそ支持者の慰めが必要なのに…、あれでは、利益イーター(食い)としか思えないのです。 財テクも、マネーゲームも、宝くじも、教育投資も、ウオークマンも、ファミコンも、カラオケも、…そして高石支援者も、みんな自分本位の利己的な利益に走るという点で、すべては同じ穴のムジナ、同じ箱に入っているのです。これらを手に入れるために、人生の全てを捧げて身を粉にして奔走するのです。これが、現実の日本です。 かっての日本人は、 『東に病気の子供があれば、行って看病してやり、 西に疲れた人があれば、行ってその稲の束を背負い みんなから、デクの棒と呼ばれても、苦にもしない』 その姿が心のよりどころであり、そこから大和魂が生まれていたのではないですか。そういう人生観が理想であった…はずなのに、いつの間にか人生の理想は現実に破れさったのでしょうか。 最近では『あなたは社会主義者ですか、自由主義者ですか。』と言った後、『社会主義社会なら、ルーマニアやチェコスロバキアのような惨めな生活をしなければなりません』とがなり立てて、選挙中は車が走っていました。まるで、日本の社会がまったくの理想的な社会で、東欧の国々は駄目だとくさして平気の神経。一体何様のつもりでしょう。スピーカーでがなり立てて走る日本人って、どういう人たちなのでしょう。 このような人が当選して、このような外交感覚で政治をしていれば、何か一旦事が起きたら、自分さえよければの延長線ですから…それでは、外国に嫌われるでしょう。これで主食の米を輸入に頼っていたら、すぐ『ストップ』していまうでしょう。ごもっとも、ごもっとも…だから『米』保護政策を取り続けるのが安全策なんですなァ… さてさて、チャーハンも出来上がったようです。 さあ、みなさん、御一緒にチャーハンで、もっと語りあいましょう。 目次へ |