The Man Who Read John Dickson Car

「ジョン・ディクスン・カーを呼んだ男」


ウィリアム・ブリテン

1965

★★★
論創社
森英俊訳

ジョン・ディクスン・カーを読んだ男
-The Man Who Read John Dickson Carr-

両親のいないエドガーは叔父と暮らしていましたが、叔父が自分の名前を遺言書から外そうとしていることを知って、叔父殺害を計画します。エドガーは書斎で叔父を殺したあと、煙突から抜け出して、密室にするつもりでしたが…。

エラリー・クイーンを読んだ男
-The Man Who Read Ellery Queen-

老人ホームの入居者の男性二人が、金貨を盗んだかどうかで喧嘩をしています。盗みの疑いをかけられた男は裸になり、金貨を持っていないことを証明するのですが…。

レックス・スタウトを読んだ女
-The Woman Who Read Rex Stout-

巡回ショーの余興を行う一座で蛇使いを担当していた女性が殺されます。被害者の下には半円形をした金属片が見つかり、それは犯人が気付かずに落とした物と思われました。

アガサ・クリスティを読んだ少年
-The Boy Who Read Agatha Christie-

ある村のいくつかの商店を若者が次々と訪れ、無意味なことをして店主を驚かせます。しかし、誰も犯罪を犯しているわけではなく、通報を受けた警察官のマックスはどうしていいか判らず困り果てます。

コナン・ドイルを読んだ男
-The Man Who Read Sir Arthur Conan Doyle-

テレンス・ワトスンのもとにダニー・ブラッシンゲームなる人物から手紙が届くのですが、ワトスンはその手紙に書かれた意味が理解できません。そこへ一人の男がワトスンを訪れ、ワトスンを飛行機に乗せてどこかへ連れて行こうとします。

G・K・チェスタトンを読んだ男
-The Man Who Read G. K. Chesterton-

弁護士ハリントンが事務所で頭を撃ちぬかれて死んでいるのが発見されます。手に煙の出ている拳銃が握られていたことから警察は自殺と判断しますが、ケニー神父はそれに疑問を投げかけます。

ダシール・ハメットを読んだ男
-The Man Who Read Dashiell Hammett-

図書館局局長と探偵小説初版本収集家の二人がコールドウェル公立図書館を訪れ、収集家の用意した問題を解くと彼のコレクションを全て図書館に寄贈すると言います。その問題とは一時間以内に図書館のどこかに隠した『マルタの鷹』初版本を探してくるというものでした。

ジョルジュ・シムノンを読んだ男
-The Man Who Read Georges Simenon-

バーニーとハロルドの二人は高価な美術品の数々を指定された屋敷に運び込みます。しかし出迎えた男に不審な点を感じた二人は、その男の正体を暴くことを試みます。

ジョン・クリーシーを読んだ少女
-The Girl Who Read John Creasey-

サッカーくじを当て大金を手にしたイギリス人がニューヨークのホテルで殺害され、大金を盗まれます。被害者は「犯人は釣りのやつだ」という謎のダイイング・メッセージを残しました。

アイザック・アシモフを読んだ男たち
-The Men Who Read Isaac Asimov-

田舎町で百貨店を経営する店主が販売促進キャンペーンをはります。それは、客が金庫を開ける五つの数字を当てたら、金庫のなかにある千ドル紙幣が手に入るというものでした。そして、店主はショーウィンドウを指して、「手がかりそこにある」と言うのです。

読まなかった男
-The Man Who Didn't Read-

妻を交通事故で亡くしたモンティは、家の裏手にある小部屋のドアをブロックで固めようとして、妻を車ではねた張本人フォードの手を借ります。最初、モンティはフォードを許したかのように振舞っていましたが…。

ザレツキーの鎖
-The Zaretski Chain-

大金持ちの男がマジシャンと私立探偵の二人の男を呼び、賭けを提案します。マジシャンを「ザレツキーの鎖」でしばり、見事脱出できたらマジシャンの勝ち、できなければ私立探偵の勝ちというものでした。ところがマジシャンが脱出を試みている最中に、大金持ちの男の金庫が破られてしまいます。

うそつき
-The Artficial Liar-

国立生物学研究所の所員のひとりが保安課長のもとを訪れ、飼っていたカナリアが首を絞められて死んでいたという出来事を報告します。その所員はそれ以外にも奇妙な出来事を次々と経験しており、保安課長はそれらの事実から研究所の秘密漏洩を危惧します。

プラット街イレギュラーズ
-The Platt Avenue Irregulars-

平穏なはずのプラット街で泥棒騒ぎが持ち上がります。質店に何者かが侵入し、高価な時計を盗み出そうとしていたと店主が言います。騒ぎを大きくしたくない街の人々は、素人探偵団を結成して犯人の特定を図ります。

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