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『冬の相模の海を眺めて半島を南へ(後編)』は完結です。
帰りは「前田橋」バス停から「横須賀行き」バスに乗り帰路についた。
大楠温泉の横を通ると、「日帰り風呂やってます!」の看板が・・
寄ってこうか迷ったけど、ラーメンを食べそびれ空腹で家路を急ぐ。
大楠温泉は今度また。
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上空に黄金色のリングを作りながら、伊豆連山に沈んでゆく。
伊豆連山が夕陽に燃える。
見に行こう
冬の相模の海を眺めて半島を南へ(後編)
久留輪海岸から国道134号へ出てしばらく歩き、丘が海に迫り出す立石公園へ。
突き出ている丘から伊豆半島が正面に見えるが、富士山は厚い雲に隠れている。上空の雲行きがあやしい。今にも降り出しそうだと思ったら、ポツポツ降ってきた。私はあまり天気予報を見ない。その日の天気にあまり関心を払わない方だ。
出がけに雨が降っていなければ、雲の色とかをチラッと見て、どうせ小雨だろうと勝手に予想して、傘を持たずにふらりと出かける。
降ってないのに、傘を持って出かけるのがめんどくさく思えて・・途中で降ってくれば、どこかで雨宿りすればいいと考えている。雨宿りしながら雲の動きや雨に濡れる地面とか、家の壁とか・・風景を眺めて過ごすのもいいし・・先を急ぐ訳でもないから。ひとりのウォークは気軽だ。連れがいて傘を持っているときには、ちゃっかり入れてもらうだろうけど。
立石はこのでっかい岩が海から突き出て天に向いている。だから立石なんだね。
海岸のきれいな砂浜に足をとられながら歩く。足跡を波が洗っていく。波が帰るときに白い泡が砂浜に広がり、また、波音がやってくる。
繰り返されるリズムがとっても心地よい。
いつの間にか雨も上がっている。
そこで一歌。
雲厚き天に向かいて背筋立つ
立石濡らす 春の雨かな
防波堤から芦名方面のマリーナ。
昔、天神橋を渡って天神島で磯遊びをしたことがある。静かなマリーナのそばに、いつの間にかマンション群ができていた。
夕陽に染まり茜射す空。
最後まで私の後ろを付いてきてくれた・・冠雪を頂く丹沢連峰をバックにした江ノ島。灯りがともり始めた街並みは茅ヶ崎あたりか。
立石から秋谷の砂浜が数百メートルも続いている。砂浜が弧を描き始めるとその先に岬がある。岬の裏に小さな漁港がある。
高さ12メートルの巨岩が秋谷海岸に立つ。天気がいいと、伊豆連山、富士山、たそがれ時の風景は壮大だ。安藤広重の版画「相州三浦秋屋の里」が描かれた景勝の地。
秋谷の浜辺から前田川を渡り秋谷漁港へ。
国道134号線と漁港の間に山があり、山あいに大楠温泉がある。漁港の入口に広いj駐車場がある。漁港を守る防波堤が長者が崎方面に伸び、格好の釣り場になっている。
雲がたそがれて色が変わり始めた。
夕陽が厚い雲に隠れ、水平線に沈むまでの頃合いがわからない。江ノ島、箱根・丹沢、伊豆連山がよく見えるが、富士山だけが雲に隠れている。
雲がゆっくり動いている。
日没までに、雲が切れ・・夕照の富士が顔を出してくれるだろうか?防波堤に立って眺めていたら、冷えてきた風が寒い。
どこからかチャルメラの音が聞こえてきた。流しのラーメン屋さんがこんな奥まった場所まで入ってくるではないか。見ると昔どこかで見たことがある軽トラ。「屋台ラーメン、まるちゃん」と書かれた懐かしい屋号。数年前、大津・北久里浜のラーメン街道に「まるちゃん」はあり、店の前に軽トラが置いてあった。身体も冷えてきたし、屋台のラーメンをすすって暖まろうか。
昼から歩き通しで、お腹が空いて、でもってグッドタイミングだ。日没まで少し時間があるし暖まろう。 !(^^)!軽トラは広い駐車場に止まりチャルメラを流しながら客を待っている。直線距離は近いが、湾を回って行かなければならない。よっしゃと思って近づいて行くと、車が動き出すではないか。あららと思いつつ、車はどんどん遠ざかっていく。「屋台のまるちゃん」が行っちゃった。 (>_<)ラーメン街道にあった「まるちゃん」の後は「ラーメン番長」になった。最近「番長」もいなくなった。幻の「屋台のまるちゃん」食べたかったなぁ・・
■横須賀市秋谷
■京急「新逗子駅」下車 長井行きバス「立石」下車
15 立 石
■横須賀市秋谷
■京急「新逗子駅」下車 長井行きバス「秋谷」下車
16 秋谷漁港