階段には急なため鎖も付けられている。
急勾配の直登の階段を登り、南尾根のピークへ。
4 仙元山/葉山教会から長柄へ〜阿部倉山をピストン(前編)
  三浦半島 
 10低山彷徨 
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▲葉山は、マリーナや森戸・一色の海岸に潮風といった海のイメージが強い。葉山の山間部の山ひだが源流を生み、森戸川となって逗子桜山と仙元山の間を蛇行して相模湾へそそいでいる。▲三浦半島の最高峰大楠山塊との間に挟まれた上山口に下山川が流れ、御用邸を抜けて大浜海岸にそそぐ。地形図を広げて見ると、葉山は実は、半島随一の山間部を擁する森の町であることがわかる。▲仙元山(標高116m−188m)は、葉山の森が相模湾に落ちていく最後の山塊である。逆に、ここから横須賀田浦にかけ半島を横断する豊かな森が始まる。▲葉山教会から仙元山の細い尾根へ、ピークをいくつか越え、静かな杉林を下ると、長柄の山あいに森戸川が流れ、目の前に阿部倉山(156m)がどんと構えている。▲休みを取らずに、急登にあえぎながら一気に登ると、予想しなかった山頂が・・。▲仙元山から長柄の山里へ、さらに阿部倉山へ、葉山の森・・西端の山を歩く。


ル│ト
  前編
  [ 京急新逗子駅 ]
 → ( バス停「風早橋」 )→ [ 葉山教会 ]  → [ 1 仙元山] →
  [ 2 仙元山尾根@ ]
  後編
  [ 3 仙元山尾根A ]  → [ 葉山長柄 ] → [ 福厳寺 ] → [ 4 阿部倉山 ] →
  ( バス停「長柄交差点」) →  [ JR逗子駅 ]
      
葉山教会
京急「新逗子駅」のホームは長細い。
南口改札口を出るとバス乗り場まですぐ。JR逗子駅前始発のバス乗り場は、たくさんあり迷いやすいが、ここには2つの乗り場があるだけなので、すぐにわかる。森戸海岸・一色海岸へは「海岸回り」、半島西海岸を南下する長者ヶ崎、芦名、長井方面には「山手回り」の路線。奥のバス停から山手回りで「衣笠駅行き」バスに乗り10分ほど。

「風早橋」で降り、バスの進行方向に歩くと、正面に葉山トンネルが見える。トンネルの手前を右に折れると角に「葉山ボンジュール」が建っている。このパン屋さんにはカフェもある。山から下りてきたなら、寄っていきたいところだが、すでに昼をまわっている。今日はスタートが遅かったので先を急ごう。店の前を通り過ぎ、ほどなく「葉山教会」の看板が見えてくる。

山の上にある教会へ続く急坂の途中で視界がひらける。
葉山堀内の静かな街並みの先に森戸海岸、葉山マリーナから逗子湾の向こうに江ノ島が浮かぶ。


やがて急坂の正面に白い教会が見えてくる。
教会の左横に小路があり、仙元山ハイキングコース入口の表示。風はほとんどないが寒い。キーンと空気が冷えている感じ。ここから、仙元山の山頂まで細い尾根路が続く。山の空気はヒンヤリしているが、南斜面に開いた木立の中は寒さを感じない。
小さな女の子が、急坂に腰をかがめるようにして一生懸命に登っていた。山の上の教会までもう少し。
仙元山尾根@
前日に降ったみぞれ混じりの雪が木陰に少し残っている。山に向かう道すがら、山路の状態が心配だったが、歩くのには支障はない。馬の背のような細い尾根が続き、第2のピークらしい峠から見る景色は山また山だ。
[下写真]
手前の葉山中学の校庭に雪が残っている。四方を山に囲まれた中学校の真裏から横須賀方面を眺めると、遠くに山を削ってできた湘南国際村が目立つ。
仙元山
仙元山の最初のピークが近くなると、桜の冬木立の明るい斜面に出る。
花の時期は、一面空を覆うように咲く桜の山になるだろう。
[右写真]
山頂から相模湾を眺めると、穏やかな冬の海に江ノ島が浮かぶ。
ここから、桜越しに春の海を眺めるのもいいだろうな。
教会からはゆるやかな尾根路を往く。
20分ほどで、あっけなく仙元山(116m)の頂上へ着いてしまう。南西に面した山頂は日当たりが良い。桜の木が眺望をじゃましているが、ベンチに腰掛けてしばし一服。桜の枝の間に葉山の街並み、その向こうに空のように青い冬の相模湾が広がる。日差しが暖かい。
南方向の対面に大峰山(三ヶ岡山)が見える。
立ちはだかるようなひと塊の稜線をひく山は標高148m。
[右写真]
南東方向には一色から下山口へ続く街並みが、横須賀との市境にある秋谷、子安あたりの山へと続く。
樹木がさえぎり、尾根からの眺望はあまり望めない。落葉樹の枝のすき間からときたま見える景色が山深くなってくる。冬場しか見えない景色なのだろう。
やがて、目の前に仙元山南尾根最大のピークが見える。いったん下ると、まっすぐ上に伸びている階段が現れた。かなり急だ。

低山彷徨 後半へ

2004.1.18
多少のアップダウンがある南斜面の明るい尾根路を歩くと、重装備の寒さ対策が不要になってくる。ダウンジャケットの保温が効いて少し汗ばむくらいだ。マフラーを緩めて、奥の深い折り重なった稜線を枝越しに眺める。
仙元山最高地点(188m)は分岐から北尾根に少し入った杉木立の中にある。