ヨコハマシジラガイ 遍歴
1893年神奈川県横浜市で採取され、ヨコハマシジラガイとして分類されましたが
マツカサガイの変形種として抹消されてしまいました。
1982年九州、福岡県柳川市でマツカサ貝と呼ばれていた貝が主成分分析により、マツカサ貝とは別種と判明しニセマツカサガイと命名されました。
1991年琵琶湖固有種のオトコタテボシ貝を基本種にしてオトコタテボシ属が新設され
マツカサガイ、ニセマツカサガイとは別属に分類されました。
1998年ヨコハマで採取されたマツカサガイ変種は
幼生が有鉤子幼生でオトコタテボシガイであり、マツカサガイとは異種である事からヨコハマシジラガイは、オトコタテボシ属ヨコハマシジラガイに分類されました。
ニセマツカサガイは琵琶湖よりオトコタテボシガイからヨコハマシジラガイへと分化を続け北上したと考えれれます。
実に、100余年の歳月を経て新種として認められたのです。
ヨコハマシジラガイの同定
外観:形状はイシガイに似て肉厚で重量感が有ります。
殻頂部に粒状突起模様が有ります。
この、粒状突起模様をシジラ織に似ている事からシジラガイと命名されました。
粒状模様は、他にもマツカサガイ、ニセマツカサガイ、タテボシガイ等が有ります。
又、イシガイの幼貝にも粒状突起模様が鮮明に有りますが、
成貝に於いては、他と比べて殻頂後背部の粒状突起は細かく、肋も密です。
マツカサガイとシジラガイ殻頂部後背部粒状突起の比較
マツカサガイ殻頂後背部

ヨコハマシジラガイ殻頂後背部