glochidium
この画像は、強制的にヨシノボリ、ヌマチチブにグロキジュームを付着させました。
自然界では、存在しない状況を再現しています。
ヨシノボリの腹鰭と胸鰭に付着したグロキジューム
ヌマチチブの胸鰭に付着したグロキジューム
グロキジュームが鰭の一部として覆われ約10日間寄生します。
グロキジュームは約三日間、二枚貝が開いた状態で浮遊します。
虚しい開閉を繰り返し、偶然通り掛った、ヨシノボリやヌマチチブの鰭に食らい付けるのは、
更なる、奇跡的瞬間でしかありません。
幼生の不思議な変態
- glochidiumは上の図の様にD型の殻が二つ折曲がる形に付いています。
中央部で折曲がり、開閉を繰返します。
両側の先端にはフック状の刺がそれぞれに付いており、その刺に更に細かい刺が有ります。
細かい刺は、魚の鰭等の皮膚に刺さった際に抜け落ちない為の知恵です。
画像は、外側ですが、内側には何も有りません。
開閉に必要な細い筋肉だけが有ります。
- glochidiumはチチブやヨシノボリ、ドジョウ等の鰭や皮膚にフックが引っ掛ると
特殊な液体を皮膚に注入する様です。
その為、魚体はほんの小さなフックの傷を大きな傷と認識し
glochidium全体を新しい粘膜で覆ってしまいます。
glochidiumは粘膜に覆われ約10日間を保護されます。
その間に、魚体から体液を吸収し内臓器官や殻を作り、新しい稚貝として誕生するのです。
10日間の間に、これらの魚類は広範囲に移動します。
雨天時には水分の有る陸地を移動する事も有ります。
全くの新天地で稚貝は粘膜を破って落下し、成貝へと成長します。
この時、glochidium幼生時の殻を放棄します。