パソコントラブル体験記
イ207 小塚 忠
昨年末ヴィールスに侵入されてから1ヶ月以上に亙って、パソコンのトラブルが続いていた。パソコン製造元のGateway、メールプロバイダーのVecceed、NTT、パソコンに詳しい友人等の協力を得て、やっと解決し正常に使えるようになった。
今回のトラブルは、ヴィールスによるものだけでなく、対策中のパソコンハングアップ、プロバイダーの切り替え、通信回線のISDNからVDSL(Bフレッツ マンションタイプ)への切り替え、画像処理能力向上とシステムのバックアップ強化のための、ハードデスクとLANボードの増設、ヴィールス対策ソフトの変更等が重なったため、問題が複雑になり時間がかかってしまった。
以下にトラブル項目別に、その内容、原因、対策の実際を纏めた。
1. コンピュータヴィールスによる被害
;被害状況
メールを開く度に、何種類かの汚染メールが送信されてきた。発信元が怪しいものは開封せず直ぐ削除したが、次にメールを開いたときには、また同じものが送信されてきていた。一回メールを開くたびに、10通以上のヴィールスメールが入ってきて、何度削除しても繰り返し送られてきた。
更に私のアドレスを使って、インターネット囲碁グループの仲間にも、汚染メールが送られていた。(事務局からの電話で判明)
偶然にも今年1月から従来のプロバイダーが業務を停止し、旧アドレスは無効になった。1月から新プロバイダーのアドレスになったため、この時点で被害は止まった。
;原因
直接的な原因は、同期のインターネットグループの一人のパソコンが、ヴィールスに侵され、これを開いたことから他のグループ員にも感染したようである。私も仲間からのものと判断して、メールを開き感染した。
今まで怪しいと判断されたメールは、開かないで削除していたため、ヴィールスにやられたことはなかった。従って購入時インストールされていた、アンチヴィールスのアップデート更新を行っていなかった。このため無防備であったことが間接的な原因である。
;対策
プロバイダーがヴィールス対策を運用していないため、新たにsymantec社のSystemWorks
2003 Professional Edition を購入してインストールした。
一時、友人がインストールしてくれたウイルバスター2003を使っていたが、インターネット接続が妨害されることが判明して、SystemWorksに変えた。
2.パソコンがハングアップした。
;状況
対策ソフト(SystemWorks)を購入し、そのマニュアルに従ってセットアップしている時に、パソコンがハングアップした。
電源ON後CDで起動するように書かれていたため、対策ソフトのCDをセットした。このソフト実行中、パソコンをCDで起動するため、BIOSの設定変更が指示された。そのとおりに操作した筈であるが、パソコンが動かなくなってしまった。
;原因
十分理解しないままBIOSをいじっているうちに誤操作し、BIOSの設定が狂ったと判断される。
;対策
GatewayのマニュアルでBIOSを再セットしようとしたが、マニュアル自体に「機種によっては一部本書と異なるものがあります」と書かれており、結局うまくゆかなかった。
製造元であるGatewayのサービス部門に電話して、その指示でBIOSを再設定、システムCD、Windows98のOSバックアップ用CDを使って、再インストールを行って解決した。
当時、ヴィールス以外に、パソコン動作の異常もあったため、初めからやり直すつもりで、標準のセットアップを選んだ。このため、インストールされていたワード2000を含む多くのアプリケーションソフトが消去されてしまった。(入力されていたデータは、バックアップしていたため問題なし)
消されたアプリケーションソフトは、再インストールした。
3. LANボードの不作動。
;現象
昨年末NTTのBフレッツ マンションタイプ(VDSL)(下り最高50Mhz)への切り替えを申し込んだが、私のパソコンにはLANボードは付いていなかった。NTTの下請け会社から来たサービス員は、VDSL用アダプターと接続用ToolとなるCDだけを持参した。LANボードを購入して、マニュアルに従って接続してくれと言って、接続確認をしないまま帰ってしまった。(後で判明したことであるが、このとき教えてくれた接続方法は、間違っていた)
Corega社のLANボードを購入装着後、同梱のCDでシステムをセットアップしようとしたが、正しく作動せず、回線に繋がらなかった。取り付け方とソフトの設定を間違えたのではないかと、セットアップを何度もやり直したが、改善されず。
やむなく、回線をISDNに戻して一時的にインターネットを使っていた。
;原因
corega社LANボードのハードまたはソフトの不良。
(他メーカーの製品と交換してよくなったので、このように推定できる)
Gatewayカストマーサービスの話では、corega社のものは、パソコンとの相性があり、しばしばこうした現象を起こしているとのこと。
;対策
Gatewayからテスト済みのLANボード(Linksys LNE100TX Fast Ethernet Adapter)を購入して、セットアップしたところ、回線は繋ぐことが出来た。
3。プロバイダーにログオンできなかった。
;現象
回線には接続できたが、プロバイダーのサイトにログオンできなかった。
受信メールサーバー(POP3)に、プロバイダーから送付された正しい名称を入力しても、受信のたびに「Localhost」と書き換えられてしまっており。ログオンできなかった。数十回繰り返したが、いつも同じ現象が起こった。
いろいろな操作を繰り返したので、時には「モデムが正しくセットされていません」とのエラーメッセージが出たこともあった。(チェックしたがモデム、アダプターは正常に動作していた)
;原因
着信時ウイルバスターが勝手に作動し、受信サーバー名を書き換えていたからであった。
プロバイダーであるVecceedのカストマーサービスから、「ウイルバスターがこうした動作をしているようだ」との情報を受け、ウイルバスターをアンインストールしたところ、この現象はなくなった。
SystemWorksをインストールしても異常は発生しなかった。このことより原因はウイルバスターであったと判断できる。このウイルバスターは友人が「会社でこれを使っており確実なソフトである。契約している人数枠が余っているので、使ってくれ」と言って、私のパソコンにセットアップしていってくれたものである。
;対策
ヴィールス対策ソフトをNorton SystemWorks2003 Professional Editionに入れ替えた。(このソフトは13.000円と高かったが、ディスク管理、バックアップまで行える。)
注)この問題は私の手に余ったので、NTTのサービス員に来てもらって処理してもらった(料金1時間9.800円)が、最終解決にはならなかった。ウイルバスターのトラブルは知っていなかったし、ディスプレイ画面の異常も、時間内に直すことが出来なかった。次の約束時間が来たとのことで、サーバー設定は行わないで帰ってしまった。
しかも屋内の電話配線の方法を間違え、帰った後確認したところ、二本中一本の電話が繋がらなくなっていた。これらは全て私がメーカーやプロバイダーに問い合わせ、マニュアルを読んで、正しく設定し直すことになってしまった。
4.パソコンソフトが化けてしまい、従来どうりに使えなくなった
;現象
フォントのMS明朝が使えなくなったり、(設定したフォントが操作途中で変化してしまう)印刷アイコンをクリックしたとき、設定画面が表示されず、すぐ1部だけ印刷してしまうようになった。更に画面表示のカラー設定が16色に、サイズが600X480に変わってしまい、画面が見ずらくなり、囲碁ソフト等は画面からはみ出してしまった。
その他にも従来とは異なった動きをするソフトも出たが、多くは対応可能である。
;原因
フォントは、再インストール時の設定が正しくなかったため。印刷についてはまだ解決していないが、ファイルをクリックしてから設定すればよいので、実用上問題なし。画面表示の問題は、ディスプレイドライバーの設定不良。一時よかったのが、なぜおかしくなったかは不明。
;対策
フォントはwordソフトの再インストールと設定で解決。画面はシステムCDで、ディスプレイドライバーを再インストールし、設定を変更して解決。
この機会にスキャンディスクとデフラグを実施したため、細かい不都合ははぼ解消したようである。
5.インターネットの接続が出来た後、送信メールがサーバーに拒否され、送信できなかった。
;現象
従来どおりに送信しようとしたが「このメールは、サーバーによって拒否されたので、送信できませんでした。エラー番号0X800CCC79」のエラーメッセージが出た。
但し、たまに送信できたこともあった。(Vecceed宛てのものだけ)
;原因
サーバー側で、発信人が本人であるか確認するため、受信操作後10分以内に送信しないと、送信できないようにしていたため。これはヴィールスメールが、侵入したパソコンのアドレスを使って、他のパソコンにまで侵入するのを防ぐため、プロバイダーが取った処置であったと判断される。
;対策
Vecceedテクニカルサービスに連絡し、上記の情報を得て、受信操作後送信するようにした。
但し、電話がなかなか繋がらず、FAXで連絡し、回答がくるまでに一日かかってしまった。
終わりに
冒頭にも書いたように、今回のトラブルは多くの要因が絡み合っていたため、解決に予想以上の時間がかかってしまった。途中で、後輩のパソコンに詳しい技術者が手助けに来てくれ、多くのことを解決してくれた。ところが彼も、当然のことながら、Coregaボードの異常や、ウイルバスターの不具合は知っておらず、結果として解決を長引かせることになった。
この間私は、教えられたことやマニュアルに従って、次々にトライしていった。時にはマニュアルや、画面指示の内容を理解しないまま、間違った操作をしたこともあった。(予想外の結果に戸惑ったこともしばしばあった)
かなり混乱したおかげで、マニュアル等も読み直し、トライアンドエラーで学んだことも多かった。終わってみるとこれまで以上に知識が増えており、パソコンの扱いに多少の自信が出てきたように思われる。
それにしても、マニュアルや各種解説書は、知りたいことをずばり説明しているものが少なく、また理解できない用語が出てくるため、かなり余分な時間を取られたように感じている。
こんな中で最近買った下記の本は、最も手っ取り早く、判りやすく説明している(まだ不完全ではあるが)と感じたので、ここに紹介しておく。
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以上