| 02/05/26に「千葉者さんのRC46にNESを取付けるついでに、あちこちいじろう会」がStanly宅で行われました。単なるNES取付け以外に、ショックのメンテや前日のベストライダーズコンテストで指摘された部分の点検整備も行いました。 今回は作業量が半端ではなかったので、撮影している暇がまったくと言って良い程ありませんでした。 5/26の作業一覧は以下の通りです。
とりあえずマシンの皮を剥ぎます。テールカウルと右アンダーカウルを外しガソリンタンクも起こしますが、まずカウルを固定しているクイックファスナーが取れません。散々悩んで30分位経過した頃やっと外す事ができました。00/01モデルで使っているものとは固定形式が違い、一度押し込んでから抜くタイプでした。後は[NES]で解説している通りに取付けます。困難が予想されたリアバンクも割りとすんなり取り付けできました。 次はショックユニットとブレーキの整備 ![]() リアショックを外す作業に取り掛かります。私がリアショックを外している間に、千葉者さんはブレーキを分解します。ショックの取り外しは、ずいぶん簡単にできました。自分のでひどい目にあった経験を生かした事もありましたが、キャタライザーの有無という決定的な差がありました。千葉者さんは98年型だったのでキャタライザーが装備されておらず、リアショック直下の空間が広くショックユニット抜き取りの自由度が高くなります。ちょうど似たような角度で撮影した2枚ですが、左が千葉者さんのマシン、右が私のマシンです。よく見るとディスクローターに違いが見られ、00年型の私のマシンはスリットがあります。ローターの消耗具合は私の方がひどいですね。恐らく前オーナーが攻撃性の高いパッドを使用していたためでしょう。 リアショックは千葉者さんの体格に合わせて、ワッシャー1枚+プリロード+3段で設定しました。ワッシャーが手元に無かったので、こうしたのですが、予想通り「硬い」というコメントが出ました。これについては、次回Inoue会長のマシンをいじる際に、ワッシャー追加+プリロード抜きで対応したいと思います。今回はショックの感触よりもプロアーム垂れ角の適正化が主眼なので、テストコースなどを走りこんで旋回性をメインにセッティングを詰めていく予定です。垂れ角の適正化が済めば、感触の調整は困難ではないですから。 さて、ショックユニットをいじっている間に千葉者さんが作業していたブレーキ系ですが、かなりすごい事になっていました。
![]() キャリパを水洗いし、真鍮ブラシを使ってピストンに固着したパッドかすを取り除きます。結構根性のある汚れだったのですが、真鍮ブラシのお陰で殆どすべてを落とす事ができ、洗う前とは全く別物に見えます。画像は左右ともリアブレーキキャリパを洗う千葉者さんです。 キャリパを洗うついでにパッドスプリングを外してしまいました。こいつがあるとパッドかすが掃除しにくく、溜まりやすくなるからです。 前後すべてのキャリパを清掃し、微量のシリコングリスを付けて「ピストン揉み」をします。揉みこむと全く別物のように滑らかにピストンが動きます。「ピストン揉み」が完了したらパッドを組みます。さして注意が必要という訳でなく、単純に元通りに組み立てます。レバーとペダルを操作してパッドをディスクローターに密着させ、完了です。……と、ここでタイムアップ。遅くなってしまったので今回はここでお開きとなりました。残念ながらテストコースなどで実際に走りこむ事はできませんでしたが、次回「会長マシンをみんなでいじり倒そうの集い(仮)」の際に、特性の違いも併せてじっくり試乗して観察する事にしましょう。 6/16に「うつのみやんさんにNESを取り付ける会」がStanly宅で催されました右上の2枚の画像で見る通り、カウルをむしって、タンクを起こします。これは最低限の作業ですが、スクリューを20本以上外さなければならないのでいつも閉口させられます。 取り付けの詳細はNESのページを参照していただくとして、自分のマシンを含めて何回も取り付け作業をしたのでノウハウが蓄積され、すごくスピーディーに取り付けできました。なにせ作業開始から、取り付け完了して最後のスクリューを締め終わるまで、90分で収まってしまいました。左はちょうどケーブルの取り付けが完了したところです。今回はNESのマイナーバージョンアップデータが導入され、ケーブルの取り回しや固定方法が改良されています。これは千葉者さんのにもそのうち実施しないと。 慣れもあり、あまりにあっさりできたのでホントに書くことがないです。右はNESの取り付けが仕上がったところです。あまりにあっさり仕上がったので、欲が出ました。まずはブレーキ周りの掃除から。キャリパを外して見るとしっかりパッドかすが溜まっています。まずは流水とブラシでゴシゴシ洗い、ついでにピストンを揉みます。ピストンが良く動くようになったところで組み付けしましたが、何かレバーが変です。握り心地がしっくり来ません。キャリパからちょっとエア抜きしてみましたが、泡は出てきません。「下じゃないなら上かなぁ…」 フルードの劣化もあったので、交換しようとブレーキマスターのリザーバタンクの開けてみました。フルードは濁っていましたが、交換してしまうので気にしないことにしてエア抜きの作業をしはじめると、マスターシリンダのプライマリーポートから泡が…。妙な握り心地の原因はやはりエア噛みでした。レバーを細かく動かして溜まっているエアを抜きにかかりますが、中々抜ききれません。5分ぐらいやっていると、ようやく泡が出なくなりました。新品フルードを足しながらエア抜き作業を続けていくと、がっちりしたタッチが出てきました。これで一件落着です。 何気なくクラッチを握るとぐぐぐっという感触。見るとクラッチノッカーとブッシュが半固着状態になっていました。早速RC30時代からやっている小手先技を施すと、まるで別物のようにクラッチは軽くなりました。 そうこうしているうちに千葉者さんからのTEL。「やってます?」「やってますよ〜!」「じゃ、行きます!」紆余曲折あって近くの吉野家の駐車場で落ち合ったのが左の画像です。RC46が3台も集まっているのはオフ会でもなけりゃ、なかなか見られません。うつのみやんさんは時間の都合でそのまま直帰となり、私と千葉者さんはテストコース沼南へ向いました。 前回のパッド交換後、クラッチを切っての空走時に前輪からわずかに振動が発生するというので、マシンを交換して確認します。 振動については以下のとおりです。
「うーん、ベアリング系かなぁ。」メーカーの推奨するベアリング類の交換時期は経過しているのですが、それがすぐ振動に直結するとは考えにくいですし、パッド交換直後からというのが引っかかります。 ひとしきりテストコースでマシンを振り回してマシンの挙動を比較します。千葉者さんによると私のマシンの方が倒しこみが軽く、ぺたんと寝てしまうそうです。千葉者さんの履いているタイヤは交換間近のD207。一方の私はF:D208/R:D220ST(170幅の9分山)。タイヤプロファイルの違いからくるものかも。 とにかくフロントをジャッキアップしてみようという事になり、撤収。 自宅前でフロントを持ち上げタイヤを回すと、一箇所だけ引っかかる部分があります。良く見るとローター内周部にパッドかすと錆が盛り上がっています。ヤスリでゴリゴリッとやったらあっさり取れてしまい、これだけで振動も出なくなってしまいました。どうやら純正パッドとデイトナの赤パッドではローターとの当たり位置が微妙に異なり、その為に今回の現象が発生したようです。 更にブレーキローターを細かく見ると、前回は気が付かなかったのですが、ローターの放熱孔にかすがこびりついています。二人してガリガリと掻き落としたのが右の画像ですが、これは右前ローターの分だけで、ほぼ同量が左前ローターから取れました。ついでといってはなんですが、リミッターカットをしました。国内仕様のECUの配線をちょいちょいと直結させるだけ、実に簡単です。さすがにリミッターカットを実感できる場所は近所に無いので、後日に持越しです(手タレは千葉者さんです)。 本日はここまで。次ははむはむさんの番です。郵送なので、私が取り付けをする事はできません。他のページなどを参照して、がんばってください。 6/19にはマロコさんがやってきます。こちらもすんなり行きますように。 フォークオイル フォークオイルとクーラント交換 うつのみやんさんのマシンのフォークオイルとクーラントを交換しました。 まずはアクスル周りのボルトを緩め、キャリパを外します。また、ハンドル等の固定ボルトも緩めておきます。ジャッキアップした後では力をかけにくいので、自立に関係しない部分は緩めておきましょう。またフォークキャップも忘れずに一回転程度緩めておきましょう。フォークを外してからでは、中々緩める事ができませんから。 次にジャッキをかませてフロントをリフトアップします。私は容量2tのフロアジャッキを使っていますが、パンタジャッキでも可能です。 ジャッキアップが完了したら、外せる物をみんな外してフォークをフリーにします。そしてフォーククランプボルトを緩めてフォークを抜き取ります。左はちょうど外した直後です。見慣れたものが無いので異様ですね。 フォーク単体に分離したらフォークキャップを外します。インナーチューブから外れても、そのままではキャップとダンパーロッドが結合されています。14mmのスパナを使ってフォークキャップを分離します。スプリング等の内部バーツを取り出しフォークオイルを廃棄します。インナーパイプを伸縮させオイルを徹底的に排出します。ここで手を抜くとせっかくのフォークオイル交換の意義が薄れてしまいます。 右は私のマシンのSC36用フォークの作業時に撮影したものです(フォークキャップが写っていませんね)。フォークオイルを抜き取ったところでダストシールも外しています。伸び側ダンパー調節機構がある以外は、RC46の物と大同小異です。 フォークオイルを抜き終わったら、今度は新品を注ぎ込みます。注入オイル量より最終的な油面の高さが基準になります。RC46/SC36の基準値は130mmです。わずかな違いが操縦安定性に大きく影響するので、しっかり調整器具を使って設定しましょう。左が組みあがったRC46のフォークです。後は外した時の逆手順で組み付けます。 組み付け終わったらラジエタのLLCの交換です。右下画像のようにカウルを剥きます。同時にリアブレーキフルードの交換を行ったので盛大に剥いていますが、実際には左右アンダーカウルを外すだけです。 ウォーターポンプからラジエタに向うホースの分岐部を外し、ラジエタキャップを外してLLCを排出します。本来ならエンジンブロックのドレンボルト外すのですが、場所が特定できなかったので、手を出しませんでした。 ホースを外すと緑色のLLCが勢い良く噴出します。全容量で3リットル程度ですが、排出しきるまで結構時間がかかります。車体をゆすって途中に溜まっている分をすべて排出し終わったらホースを戻します。LLCの原液を規定量直接ラジエタに注ぎ、後から水を入れます。あふれるギリギリまで注いだ後はエア抜きをしますが、これが大変です。サイドラジエタ車は水路も複雑で、エア溜まりができやすく、抜ききる為には様々な工夫が必要です。前後にゆすったり傾けたりすると、ボコッと大きな泡が出て水位が5cmくらい一気に下がったりします。あらかた抜き終わったら、エンジンをかけて冷却水を循環させます。時々スロットルをひねってやるとどこかに残っていたエアが細かい泡になって出てきます。およそ10分ほどのアイドリングで細かい泡もあらかた消えたので、キャップを閉めカウルを戻し完成です。 やっぱりカメラマンがいないと画像が少ないなぁ。 20031019 03/10/19 RC46-2にNESを付けよう!! RC46オーナーズクラブの掲示板がきっかけでRC46-2(VFR-VTEC)のアーシングをしようという事になり、Stanly宅で計測・作成・取付が行われました。当日の参加者はokaraiさん、参号さん、noraさん、私(Stanly)に、昼過ぎから千葉者さんを加えた5名。右の画像は千葉者さん到着後のものですが、5台のマシンが全て赤なので凄い迫力でした。 計測の為noraさんのマシンをバラしにかかります。1型とはガソリンタンクより後の構造がまるっきり違うので、外せる物はみんな外して補器類の位置を確認していきます。2型を特徴付けるサイレンサ配置を実現する為にシートレールはホーネット系と同様のモノバックボーン形式です。更にパニアケースなどの重量物を支える為のサブステーを兼ねるスチールパイプが左右に各一本あります。この構造変更に対応してバッテリの位置変更をはじめとして、様々な機器がシート下から追い出されています。シート下は車載工具以外にほとんど搭載スペースが無く、かえってSC45の方が搭載スペースが広い程でした。 いよいよNESケーブルの作成となります。 1型でデータは前後バンクの部分しか流用できない事と、フレームアース部分の余裕の無さは1型の比ではなく、取廻しの確認と作りながらの作業は、正直頭が痛かったです。 およそ一時間かかってできあがったのが直上のケーブルで、NESとしてはVer.3.3に相当します。※Ver.3.3は後日改良され、Ver.3.4となりました。結局2型用のNESはVer.3.4が正式量産型となり、10/19以後は全てこちらです。千葉者さんが到着し、noraさんのマシンへの取り付けも完了したところで、昼食をとりに近くのファミレスへ。この時点で既に14時半過ぎ…。 食事後は参号さんのマシンへの取り付けにかかります。 ここで作業分担、私はケーブルの作成に集中し、カウルの撤去等はnoraさんや千葉者さんに任せました。 ![]() ケーブル取り付け作業が全く問題なく完了したところで、okaraiさんがタイムアップ。先に帰宅する事になり、国道16号線まで送っていく事になりました。ところが付近の道が大渋滞で普段なら10分で往復できる距離を片道15分もかかってしまいました。帰宅するとカウルの取り付けも済んでました。渋滞が激しい事を告げると、少々時間をつぶして道が空いてから帰宅し様という事に。ヘッドライトのバルブを付け替えたり、マシンのポジションを比べたりと楽しい時間を過ごしました。 ラーメン屋さんで夕食を摂って帰ることになりStanly宅を出発しましたが、アクシデントが発生。千葉者さんのレギュレータがパンクしてしまいました(ロードサービスを依頼して無事に帰着できたそうです)。 アーシングを施した2台のオーナーはそれぞれに効果を体感できたとの事。良かった良かった。 20031122 03/11/22 RC46-2にNESを付けよう!!(その2)前回に引き続き「RC46-2にNESを取付る集い」がありました。 今回はSuzukiさんとじゅんさんのRC46-2ですが、NESの方が少し仕様変更してVer3.4になりました(仕様変更についてはこちらを見ていただく事にしましょう)。 右はじゅんさんのマシンに取付している所です。 一方左はsuzukiさんのマシンです。私も現物は初めて見るABS仕様車のモジュレータ部分です。前回、バッテリの反対側空間の用途をABSユニットであろうとは予想していましたが、ここまでギュウギュウに押し込んであるとは思いませんでした。ただでさえかさばるD-CBSを搭載しているのに、更にABSまで積んでいて、カウル内の容積は1型よりも少ないのですから、その窮屈さ加減には言葉がありません。幸いにしてNESのケーブル取廻しにABSユニットは干渉しなかったので、更なる仕様変更は発生しませんでした。 じゅんさんもsuzukiさんも低回転域の力強さが増して滑らかに吹け上がるようになったとの事。はまぐりOFFの時にはRC46-2+NESの全開加速が見られるかも…。 |