再会
くすくす、くすくす。

おもちゃを見つけた子供のように、おじいさんは笑ってた。

「どうだい、凄いだろう?この姿を見てご覧よ。あの頃のままだ。生きてる様じゃないか」

くるりと自慢げに振り返っておばあさんを見る。夜の洞窟に浮き上がったシワだらけのその顔は、主人の機嫌を伺う老犬のようだ。

しかしおばあさんは、はち切れんばかりに目を見張ったまま、懐中電灯の光の中に浮かぶそれを見つめてなにも答えない。

と。

突然、ぽろぽろ涙を流し始めた。ぽろぽろ、ぽろぽろ、後から後から、涙はあふれ出す。

「どうしたんだい?何を泣いている?」

おじいさんの優しい言葉にも答えず、おばあさんは涙を流し続けながら、いやいやをしている。おじいさん、今度はおろおろするばかりだ。

洞窟のある岩山を優しく撫でまわすなま温かい風が、二人のいる所まではたどり着く事ができずに、入口の辺りをゆるゆると流れて彼方へ消えてゆく。

月は蒼い。

ふくろうが一度だけ、ほう、と鳴いた。

 

おばあさんの米寿のお祝いの宴は、周りの人の立てた段取り通り滞りなく進み、静かに終わりを告げた。お祝いに訪れた人々は、口々に別れを告げて帰ってゆく。

みんなを送り出して、おばあさんは一人になった。もっとも、何十年か前に男手ひとつで育ててくれた父親を失ってから、おばあさんはずっと一人だった。だからむしろ、ようやくくつろいだ気持ちになれただけで、取り立ててさみしい訳ではない。

ほうっと大きなため息をつくと、奥の八畳の襖を開けてちいちゃな体を横たえた。ゆっくりと伸びをすると、手近な座布団を引き寄せる。

座布団を丸めて枕にしたまま、ほんの小一時間も眠ったろうか。

表に人の声がして、おばあさんは目を覚ました。のろのろと起き出すと、そばにあった上着を引っかけて玄関に向かう。手探りで玄関の明かりをつけると、表の声が言った。

「話があるんだが、開けてくれないかね?」

おばあさんは黙って玄関を開けた。おじいさんが一人、ぽつんとたっている。おばあさんの幼なじみであった。

「何だい?」

おばあさんはまだ眠気のひかない顔のままで、おじいさんに尋ねる。おじいさんはしばらく黙ったまま、おばあさんの顔を見ていた。

「まあ、あがんなよ」

しびれを切らしたおばあさんの声に、おじいさんはゆっくりと首を横に振った。寂しそうに、寂しそうに。その表情に気づいたか気づかないのか、おばあさんはイライラして声を荒げる。

「何の用だか知らないが、玄関で立ち話と言うわけにもいくまいよ。とっとと話しておくれ。今日は疲れてるんだ」

おじいさんは意を決したように、ついに重い口を開いた。

「あいつに会いに行かないか?」

「あいつ?」

「忘れちまったのかい?あいつだよ。あんたが生涯にたったひとり愛した、あの男さ」

その言葉の効果は劇的で、絶大だった。

おばあさんは体を硬直させ、ぶるぶると震え出す。黙ったまま立ちつくすおじいさんの前で、しばらく震えていた。

おじいさんは、辛抱強くおばあさんの返事を待っている。おばあさんのためなら、何であろうと苦にしない人なのだ。

玄関で立ちつくしたまま、二人は黙ってにらみ合う。数分の間そうした後、ようやく我に返えったおばあさんは、湧き上がる激情を抑えきれないまま、子供のように叫んだ。

「じゃあ、生きていたんだね!やっぱり生きていたんだね!?」

震えの次におばあさんを包んだのは、喜びであった。瞳は二十歳の娘の輝きに満ちている。唇は、ほのかに赤味さえ差してきていた。

おじいさんは、そんなおばあさんの変わり様を悲しそうに見つめながら、ゆっくりと気の毒そうに首を横に振る。

「生きている訳ないだろう?あいつは死んだんだよ。あんたもその目で見たろうが。あいつは七十年前に、確かに死んだんだよ。通り魔に殺されて死んだんだよ。死んだあと、お通夜のときに誰かが死体を持って行っちまったんだよ。覚えてるだろう?」

おじいさんは、『死んだんだよ』と言う言葉を、おばあさんに向かって何度も何度も、まるでムチ打つ様に叩きつけた。泣きそうな顔のまま叩きつけた。

おばあさんはその度にびくんと体を震わせて、言葉の与える打撃に耐えていた。ちいちゃな身体をもっと小さく縮めて、ただ、耐えていた。これまでの何十年間と同じように、ただただ、耐えていた。

やがて、おじいさんの仕打ちは終わる。

短い沈黙。

おばあさんは口を開くのも大儀そうに言った。

「帰っておくれよ。何の恨みがあってあたしをいじめるんだい?」

おじいさんは激しく首を横に振りながら、優しい顔でおばあさんに微笑みかける。

「そんなつもりはないよ。言ったろう?あいつに会いに行こうよ。生きちゃいないけど、あの姿のままであんたを待っているよ。見つけたんだよ、あいつの身体を。お通夜の晩に盗まれたあいつの身体が、そのままの姿で残っていたんだよ。北のはずれの洞窟に、きれいな身体のまま残っていたんだ」

「……」

おばあさんは黙りこくっていた。無言でおじいさんをにらみつける。

「行かないのかい?結婚の約束をしていたんだろう?あれから結局、あんたは誰のところにも嫁がなかったじゃないか。会いたくないのかい?」

それから十五分考えて、おばあさんは首を縦に振った。

 

「どうしたんだい?何を泣いているんだ?」

おじいさんはもう一度同じ事を聞いた。おばあさんは、まだ黙ったまま泣いている。

おじいさんが、おばあさんを連れて向かったのは、村の遥か北にある洞窟だった。あまりに辺鄙な場所にあり、昔から何人もの人間が行方を断っている、危険な場所なのだ。数少ないこの村の住人も、ほとんど近寄ることは無い。

おじいさん、おばあさんにしても、もう何十年も訪れたことは無かった。おじさんは、おばあさんを気遣いながら、それでも確固とした足取りで洞窟に向かって進んでゆく。

洞窟の前まで来ると、おばあさんを振り返り、彼女が固く結んだ唇を引き締めるのを見ると、黙って先へ進んだ。かなりの間、迷路のような洞窟の中を歩き続け、少し広くなった小部屋のような場所ヘ出る。

ようやくそこまでたどり着いた二人の前には、一体の亡骸があった。

彼の亡骸であった。

洞窟の奥の奥、今では誰も知る者の無くなった、自然が構築した石の小部屋。冷たい氷室のようなこの秘密の部屋に、亡骸は静かに横たえられていた。

まったく風の入らない澱んで乾いた空気と、凍えるような冷気に守られたのか、亡骸はまるで生きているかのような美しい死蝋と化して眠っている。

顔は血の気が失せて青白かったが、十八才の美しい若者のままそこに眠っていた。口元にかすかな微笑みさえ浮かべて……

亡骸の上に、低い声が漂い響く。

「盗んだヤツが亡骸をこんな所に運んだんだろうか?まあ、今となってはどうでもいい事だが。いや、むしろ俺はその男に感謝したいな。こいつをこんな美しいまま、あの時のままの姿で居させてくれたんだから」

おばあさんを泣きやませるのを諦めたのか、おじいさんは独り言をつぶやく。

「不思議だな。凄い偶然だ。いろんな要素が重なって、誰もいないこんな洞窟の奥で静かに死蝋になっていったんだな。朽ち果てることなく……」

黙に耐え切れないかのように、おじいさんは一人でしゃべり続けた。憑かれたようにしゃべり続けた。

「偶然って言ったら、そもそも俺が何十年ぶりかにこの洞窟に入ろうと思い立ったのも、ここでこいつを見つけたのだって、まったくすごい偶然だ……」

「いい加減におしよ!」

おばあさんの叫び声が洞窟に響きわたる。

おじいさんは突然の大声に、びっくりして彼女を振り向いた。その視線の先で彼女は、憤怒の形相でおじいさんをにらみ付けている。両眼からほとばしる怒気は、ほとんど物理的な力でおじいさんの瞳を射抜いていた。

圧縮された怒気に圧迫されるかのように、おじいさんは硬直したまま、おばあさんを見つめている。

おばあさんは怒っていた。

悲しみと、あきらめと、やりきれなさと、すべてをその瞳に湛えつつ、しかし、果てしない怒りに包まれておばあさんは立っていた。しばらくそのままにらみ合った後、おじいさんは耐えかねて目を逸らす。瞬間、おばあさんは短く、低く、鋭く言った。

「あんただね?」

緊張に張り詰めていたお爺さんの心が、その一言で切れた。糸が切れた様に、ひざから崩れ落ちる。人形のように倒れ込んだ彼に、おばあさんの言葉が、容赦なく突き刺さる。

「この人を殺したのも亡骸をここへ運んだのもあんただ。あの事件は、犯人の性別さえわかってないのに、あんたは『その男に感謝したい』何てまぬけなセリフを吐いたんだからね。死体を運ぶなんて力仕事は、男の仕業に決まってる、なんて言うんじゃないよ。あんたがそんな気の利いた考えを思いつくわけ無いんだから。大体、臆病者のあんたが、こんな危険な洞窟に「偶然」入り込んで、あの人の遺体を「偶然」見つけた?そんな話があるもんか!あんたの迂闊さは昔から良く知ってるよ。どうせ、その時の自分の姿を、無意識のうちに思い出してしゃべってたんだろう。だから、「その男」なんて言っちまうんだよ。あんたらしい間抜けささ。すっとぼけて、何が「凄い偶然」だい。あんたは、あたしがこの人を好きなのを知っていて、あたしを手に入れるためにこの人を殺したんだ。そして馬鹿なあたしはあんたの計略どおり、一度だけあんたに抱かれたんだ。この人の死んだ夜に、この人を殺した男の腕にね。今の今まで気づかないとは、まったく間の抜けた話さ」

おばあさんは吐き捨てるように言った。

それっきり、二人は一言も口をきかない。

痛みを感じさせるほどの静寂がたちこめる。

ふいに、

「やっぱりな。あんたならきっと気がつくと思ったよ。だから今更こんな所へ連れてきたんだ」

おじいさんは血を吐くようにつぶやいた。おばあさんは、しかし、おじいさんの言葉など耳に入らないかの様に黙っていた。

「こいつの身体を燃やしちまうのが、なんだかつらくって、それでココまで運んできたんだ。あの時は特に深く考えたわけじゃないんだが、今思えば、こうしてあんたとこいつの前で詫びる機会が出来たんだ。苦労して運んだのも、まるっきり無駄じゃなかったのかな……」

懸命に言い訳するおじいさんの言葉は、空しく洞窟に響くばかりだった。また、長い沈黙。

今度はおばあさんが静寂を破った。

「罪滅ぼしのつもりかい?そんなものはただの自己満足さ。でもまあ、そんな事はもういいんだ。七十年も前の話だ。今更あんたをどうこうなんて思っちゃいないよ。警察にでも地獄にでも好きな所に行くといい。あたしが怒っているのはそんな事じゃない」

薄気味悪いほど冷静に話し始めたおばあさんは、しかし、言葉の途中で泣き出していた。

おじいさんは、長い長い間、背負い続けた重荷を下ろして、疲れと安堵で抜け殻の様になっている。それでもおばあさんの瞳を見つめて、彼女の言葉に耳を傾けていた。

おばあさんが爆発する。

「何でこんな所にあたしを連れてきたんだ!何でこの人の、こんな姿を見せた?!この人は十八のまんまじゃないか。十八の、はち切れそうな若い肉体のままでここに寝ているんだ。なのにあたしは……」

おばあさんはしゃくりあげた。鼻水を盛大にすすると、またわめき出す。

「あたしは八十八!二度と十八には戻れないんだよ。年を喰って、しわくちゃになって、身体も言う事を聞いちゃくれない。ご覧よ、この人のきれいなこと。あたしはこんなふうなのに、この人はこんなに綺麗だなんてあんまりじゃないか。何て事だい!人は死んだら年を取らないんだ!生きているより死んだほうがいいんだ!」

おばあさんの悲しい叫び声は、今や洞窟中に響き渡っている。おじいさんには最早、なす術もない。

「ああ、あの時一緒に死ねば良かった。雪みたいに真っ白な花嫁衣装を着て、一緒に死ねば良かったんだ。そうすれば、あんたの事だ。ココに運んでくれたろう?そうして、ここで寄り添ってこの人とふたり、永遠に美しいままでいられたのに!どうして死ななかったんだろう。死んでいたら今日みたいに、この人の前にこんな格好をさらすこたあなかったのに……やっと会えたのに……ああ!畜生!十八の男が、八十八のばあさんを嫁に貰ってくれるわけがないじゃないか!」

愛する人の遺体の前で、おばあさんは泣き続けた。

おじいさんが見守る中でただ、泣き続けた。

また、長い長い時が流れた。

と、急に泣きやんだ彼女は、ゆっくりと顔を上げる。それから思い出した様に、懐から化粧道具を取り出した。呆然と立ちつくすおじいさんを尻目に、せっせと化粧に精を出す。

白粉を叩き、唇に紅をさす。ていねいに、ていねいに、髪を櫛る。そうして、しばらく手鏡を見ながら忙しく手を動かしていたが、その動きが突然止まった。彼女は自分のたるんだ顔の皮膚を引っ張ると、手鏡をにらみ付ける。

がしゃん!

思いっきり岩に叩きつけられた手鏡は、悲しい叫び声を上げながら小さく砕けて辺りに散らばった。手鏡と共に、おばあさんの心も砕けて散らばった。

「ああ、ああ、だめだよお。どんなに頑張っても、あんたより若くはなれないんだよお。おう、おう」

言葉は途中から、意味をなさない叫び声になっていった。

このまま朽ち果ててしまいたい。

叫びながら、心の底からそう思った。

悲しくて、悲しくて。

でも、ここでは死ねないのだ。この人の前に、今の老いた身体をさらすわけにはいかない。おばあさんは、男の顔を眺めていた。

唇を見ればその声を思い出す。あの口づけを思い出す。閉じられたまぶたの下に、優しい深い海のような色を湛えた瞳を思い出す。若々しい手を見れば、その手が彼女を抱き締めた事を、その感触まで、鮮明に思い出していた。

せつない思いに、胸が張り裂けそうだった。

亡骸の前で、泣いたり、笑ったり、怒ったりを繰り返し、おばあさんの心は、ゆっくりと、だが確実に後戻りできないほうへ進み始めていた。

あんなに愛した人が、今ここにいる。

あの頃のまま。美しいまま。

しかし、ふと下を見れば、彼女の手には七十年の歳月を物語る「老い」が、残酷な現実を伴って刻まれている。絶望に苛まれ、彼女は顔を伏せた。

「いやだよう、こんなのはいやだよう。あんたは綺麗なんだ。あたしは歳を取ちまったんだ。どうしてこんな……ああ……いやだよおう」

おばあさんの言葉は、よどんだ空気の中をゆるう、ゆるうと、漂っている。

刹那。

びょう!

決して吹き込む事がないはずの風が、洞窟の中に吹き込んできた。七十年間、彼女の大切な人の亡骸を優しく包んで守っていた空気が、突然意志を持ったかのように流れ始める。

顔をなぶる風に、おばあさんは振り返った。見えるはずのない洞窟の入口を目を細めて見据える。それからまた、元の身悶えするほどの絶望感に征服されて、かつて愛した男の亡骸を振り返った。

軌道を変えて暴走を始めた自分の心をコントロールする術もなく、彼女は死の甘美な誘惑に取りつかれ始めていた。早くここから逃れて一人で死にたかった。

でも彼の側にもいたかった。もう、自分をどうしていいのか、彼女自身にさえわからなくなっていた。しかし、振り返った彼女は凍りつく。

大切な彼が歳を取ってゆく!

眼前の光景に一瞬すべてを忘れて見入ってしまう。自分の見たものが信じられず、おばあさんは呆然と立ちつくしている。抜け殻になっていたおじいさんも一言も発せないまま、かつての友、自分が殺した男の亡骸の変貌を眺めていた。

二人が見守る前で、若い亡骸はみるみる衰え、歳を取り続ける。

三十、四十、五十…………

皮はたるみ、肌の張りは失せ、関節は節くれだち、髪は抜け落ちる。おばあさんに愛を囁いてくれた艶やかだった唇は、萎びた花びらになってただ顔に張り付いている。やがて、亡骸はついにおばあさんの歳を追い越した。それでもまだ、どんどん歳を取り続ける。

そしていつしか、おばあさんとおじいさんの前には、崩れ落ちた骸骨が転がっていた。真っ白などくろが、こっちを悲しそうに見ている。

二人とも口をきかずに、骸骨を見つめていた。いや、おばあさんの目は骸骨を通り越してどこか彼方を見つめていた。

耳が痛くなるような沈黙が続いた。

……

くすくす、くすくす。

嬉しくて嬉しくてたまらないと言った響きに満ちた声で、おばあさんが笑いだした。

「ははっ、ねえ、見てご覧よ。この人を見てご覧。神様にでも祈りが通じたのかねえ?この人はあたしみたいに歳をとっちまったよ。いいや、あたしはまだ骸骨じゃなかったね。ふふふ、これならもう恥ずかしくないねえ」

くすくす笑いは続く。ついにおばあさんは、声を上げて笑い始めた。まるで少女の様に、きゃっきゃとはしゃいでいる。そのうちに感極まって、おじいさんの手を取って踊り始めた。

おじいさんは、されるが儘になっている。言う事を聞かないその身体を楽しげにひるがえして、おばあさんは幸せいっぱいに踊り続ける。目に涙を溜めながら、おじいさんの手を握り締めて踊る。

「許してあげるよ。あんた、許してあげるよ。ずいぶんと長い間、苦しんだんだろう?もういいよ、許してあげるよ。私は若いんだ。あの人より若いんだ。世界中の死人よりずっと若いんだよ!」

おじいさんは悲しそうに笑った。そして、

「ありがとうよ」

小さな声でそう言った。

そして二人は、息が切れるまで踊った。

踊り疲れて、はあ、はあ、と息遣いも荒いまま二人は座り込む。しばらくそのまま座っていたが、やがて、どちらからともなく立ち上がった。にこにこ笑うおばあさんの手を、いつの間にかおじいさんが優しく握っている。

二人はそのまま洞窟を歩き始めた。まるで、長年連れ添った夫婦が、仲良く散歩に出かけるかのように。

二人の行く道が出口に向かうのか、誰も行った事のない世界まで続くのか、二人のほかに知る者はない。

くすくす、くすくす、くすくす。

洞窟のある岩山に、蒼ざめた月の光が降り注ぐ。

ふくろうがまた、ほう、と鳴いた。

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