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2004年冬の某日深夜、西側の4m道路の隣家が半焼。我が家に被害なし。
2004年冬の某日午前一時過ぎ(深夜)、珍しく家族四人とも起きていて(普通は私はパソコンをして、同じ部屋の妻はベッドで寝ていて、子どもたちは隣のリビングで寝てる時が多い)、私がパソコンしていた時、私の後ろの外の西側道路(4m道路)から、人の怒鳴り声、息子に「ちょっと覗いてみて」というと息子が「火事」、あわてて息子も家内も娘も外に出て、周りの人に知らせるため大きな声で「火事」と叫ぶ。妻は周辺の人を起こしにまわった模様、息子が119に電話、誰かが連絡したらしいが、町名しか知らせてなく、消防局も困っていた模様。住所を伝えると、「○○さん宅ですね」と返事。 「飛び降りろ」と声も聞こえる。その間、私はどこが火事が分からず恐怖におそわれていた(我が家のどこかが燃えているのではないかと思ったりもした)。2〜3分後、妻も戻り、スロープのドアを開けると、目の前の隣家の二階東の窓からすごい炎が出ていて、その部屋は火の海になっているのが分かった。4メーター道路と互いに家が下がっているから、距離は7メートル離れているし、風がないので、炎は上に登り、向かい側の電線まで届き、燃えていた。我が家まで炎は届いていなかった。そんなに心配ないが、消防車が来る4〜5分の間に炎が広がってプロパンガスなどの爆破があると危険で、我が家にも被害があると思い、車イスのまま外に逃げる(我が家のストーブの火を消す、妻は裸足、靴を履いている暇はない)。 家の前の南側の道路は6m道路の40メートルほど袋小路になっており、消防の邪魔にならないのと、消火後の帰宅を考えて、南側の道路で待機。火元の北側にプロパンのボンベがあるので注意を呼びかける。 妻と息子は家に戻り戸締まり確認、寒いので毛布とマフラーを持ってきて貰う。野次馬も集まってくる。北側の二軒の家より小さなホースで水をかけるが、二階の炎には届かず、火勢強まってくる。家を出てやっと5分ほどで消防車が到着(一安心)、水をかけるとさすがに、火勢は弱まったが、煙の勢いは衰えず、なかなか消えない。10〜15分ほどして火元玄関から入って、二階に昇っていった消防士さん達がやっと火を消した。 体温調整の出来ない頸髄損傷の私にとってやはり一時間近くの冬の寒空はきつかった。二時になって煙が収まり、我が家に帰る。 しばらく見ていると、二階から家具を落とし、天井を壊し、完全鎮火のため壁の中に水を入れていた。 二階に寝ていた娘さんがストーブ(ハロゲンヒーターという報道もある)をつけたまま寝たらしく、家族が気がついたときは、二階の部屋は手がつけられないような状況になった模様、火元がすぐ大きな声で、「火事」と叫べばよかったのだろうが、慌ててそう言う余裕がなかったのでしょう。 家にはいると、我が家も慌てていてストーブは消していたが私のパソコンと暖房のエアコンはつけっぱなし、お陰で、家に入って寒くはなかった。 今回の火事で幸いだったのは 人的被害がなかったこと、風が吹いていなかったこと、 火元の家は多分耐火構造だった事、と思う。 寒空の待ち時間は私にとって体温低下のぎりぎりの時間だったこと、 (最近の雪の夜だったら、車に乗せて貰い逃げるしかなかった。) 我が家が宵っ張りの家族で、全員起きていたこと。 娘さんが二階から飛び降りたらしいが大ケガもせず、隣近所に類焼もなく、我が家には消防の水が少し壁に掛かったくらいで、被害は睡眠時間のみ。ホッとしています。 逆に言えば、寒い冬空で風が吹き、4〜5時の早朝だったら、人的被害と類焼の可能性があったかも知れないと考えると、本当に怖いことです。個人、家族、町内の防火防災意識が大事かを知らされた。
気がついたこと 障害がある人たちに対して ・火元がどこであるか、知らせる。状況と情報は大事。 (火元が我が家なのか、隣家のどこの家なのか分からない1〜2分は恐怖だった) ・安全な場所にまず非難。 (消防車やホースが歩行困難になるので注意) ・必ずストーブ、台所などの自宅の火の始末と、窓のドアを閉めて出る。 ・施錠する必要はないと思った。ただし、火事場泥棒に注意。 ・冬場寒い時は、マフラー、ジャンパー、毛布など持って出る。 ・障害者には必ず誰かが側についていた方が良いと思います。 ・地元の消防署には、障害者宅の住所(部屋番号)に、障害者(障害の種類を伝えておく)が住んでおり、火災に限らず、その他の災害のときにもよろしくお願いします。といったことを連絡しておくとよいみたいです。
・火事になったら、大きな声で周辺の人に知らせる。 ・119には正しい住所を知らせてください。 情報通によりますと、 消防署や警察に連絡する時は、必ず何丁目、何番、何号、と言う様に、とのことです。 例えば、福岡市中央区天神1丁目1番地1号1号室と伝えるということです。(1の1の1の1ではありません) 目印になる大きな建物も知らせると、より確実です。 (消防もパソコンのゼンリンの地図検索で一軒一軒の家をすぐ見つけるのでしょう)
提案 今回も家族はどう行動するかは分かっていたので、慌ててはいたが割と冷静でした。それでも一瞬、家に燃え移ったらと考えた時はちょっと怖かったです。今回の出来事で、一番怖かったのは前述していますように、火事と気がついて、家族が外で隣近所に火事を知らせたり、息子が外で消防署に電話していて、側に誰もいない1〜2分間、私はパニックになり、大声で妻の名を叫んでいました。(「我が家が燃えているのか」「どこが燃えているのか」「このまま助けが来ないのか」と言う思いの恐怖やパニックは二度と味わいたくない。) 実際、その後一人でいることに恐怖を感じるようになっています。また一つトラウマが増えてしまった。 私にとって一番嫌な死は焼死と、もう一つは私達夫婦が年を取り夫婦二人で住んだ場合、妻が風呂場やトイレのどこかで脳梗塞などの病気で急死して、私が動くことも誰にも連絡取れないで、誰も気づかれずに私が餓死で死ぬというたまに新聞種になるようなあの死に方はゴメンです。ただ私の場合、ヘルパーさんは殆ど毎日来てくれるし、その確率はまだ少ないとはいえ、元気な夫婦や二世帯住宅などよりも大きいと思うので、その危険(リスク)を少しでも少なくするための工夫はしたいと思います。 火事だけでなく、私の住む福岡市でも緊急通報システムがあるが、二人の協力員を近所で確保できる人たちがどれだけいるのだろうと考えたりすると、別のページで書いているように非常に難しいのではないかと思います。一番重要な働きをするのは結局はご近所(町内会)と言うことになります。私の住む町内は昔から住んでいる人たちよりも、この十年で住み着いてきた住人の方が多く、地域社会が崩壊している現代このまま10年20年後、四人に一人の高齢者の時代になると、二軒か三軒の割合で高齢者が住み、独居高齢者や寝たきりの高齢者が現在よりも増える時代を、目の前にしているのですから、自治体(市町村)、消防、警察、町内会(地域社会)、民間の警備会社、介護会社、ボランティアを含めた緊急通報システムを更に発展させた相互救助システムを構築しておく必要があると思います。 色んな問題があるのは分かるのですが、火事の数だけ、焼死者が出る時代だけは迎えたくないはずです。若死にしない限り、誰でも高齢者になり、障害者になる可能性があるのだから、私の体験は他人事ではないのです。
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