〜終わりに・絵で見るテンソル〜

 ここでは、テンソルの視覚化をしてみようと思う。私の頭の中にあるテンソルは、次の絵のような感じだ。

 真ん中の赤い小球がテンソルの本体である。

 青い矢印で反変ベクトルを、赤い矢印で共変ベクトルを表した。矢印の先に添え字を書いてみようかとも思ったが、煩雑になるので省略した。

 このベクトルはそれぞれ気ままに刻々と向きや大きさを変えている。なんとも複雑な量である。

 これは、上のテンソルに共役なテンソル、つまり縮約をとると1になるテンソルだ。この2つの球が衝突すると、実数1が生まれる、という仕組みである。