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特撮セット

遠近感を出す為にミニチュアのサイズを
手前と奥と数段階で分ける方法は最低でも3段階はとられます。
カメラに近いモノは大きい縮尺で造り
被写体(怪獣やヒーロー・メインの物)と同じ縮尺1:20
その後ろの小さいモノと造り分けます。
映画などでは5段階以上造り分ける事もあります。
さらに、正しく1つ1つの建物などを専用に
(アングルもレンズも決めて造る)造る技法に
美術の成田さんが言う強遠近法と言うのもあります。
ウルトラだとガラモンの逆襲で
港や船なめで海上に隕石が落ちるセットは
手前が大きく造られ奥が細い為凄くリアルです
少し違いますが、ウルトラマンの変身カットで
右手の拳が大きいのも同じで1つのアングル
1つのレンズサイズ以外はありえない(使用できない)
限定のミニチュアです。横から撮ると右手が腫れ上がった
ようにしか見えません(^^;
ウルトラでは無いですがマイティJの
マイティ号のドックのセッで注水するMJ号やドックも
手間が大きくパースをつけ計算された造りでとても
大きいドックに見えますが、1アングル限定の強遠近法ミニチュアです。
箱馬などで高さを作り、その上に格闘や
怪獣が立つ場合は、*頑丈な板を置きその上に
コンパネなどで地面を作ります。
怪獣はだいたい短足なのと覗き穴が見にくい事や
尻尾などがあるので、登り降りの板が設置されます。*図↑カメラ左
それでも1人では無理なので、誘導する者が横に着きます(^^;
*セブンの記者発表で英二さんやミクラスなどが居る足元の板。
近景
細かく造りこまれだいたい破壊用ではなく木製で
しっかり造られる事が多いです。
カメラ前などは、少し斜めに置いたりして遠近感を演出したりします。
これも仕掛け(夜の電飾)などの為必要無いのもあって
3面か2面しか無いものが大半です。
中景
壊す用のは主に1:20サイズの石膏で作られます。
縮尺はもちろん怪獣などと同じです
お城やら窓の無い単純なものまでいろいろ違いますが
高価なモノでは1つ100万以上する場合もあり1話の中では
そうそう壊せませんので、アングル変えて撮影して寄りで見せて
引きでは瓦礫が2つ分足元にあるなど複数壊す用に見せる技など
やウエディングケーキの用に一部分が壊れる(本物)で
全壊はしないものなどさまざまな工夫がなされます。
遠景
小さく1面しか無いmのなども多くカキワリで補う場合もあります。
建物もラフに作られ(逆にその方がピントの都合でいい事もある)
ている事が多いです。
山なども、照明効果で立体になるようにする程度であまり木など
造りこみしません。*1期は随分しています。
ティガなど平成になると遠景に高層ビルがあるので
アクリル板に黒い影部分を作成して裏からライティングしたモノなどが
置かれていました。*ほんとはネオスPFの物
ホリゾント

ウルトラが美センなどで使用したのは
主に空が描かれた布です。しわや穴は大敵ですが火などで
燃える事もあります。(今は随分耐火制に優れたものらしいです)
用心しても爆破の跳ね返りなどで、やはり穴が空いてしまう
そうで合成にその穴の処理を依頼した人も居るそうです(^^;
端の方には、縫われた跡などが(画右)あったりして
画面にはできる限り映らないようにしていますが
やはりあります(^^;
二重(照明さんなどが登る上にある板)などにも
空の色が塗られてたりと、高さの足りないのを
なんとかカバーしようとする跡もありますが
これはほとんど見切れていません。
夜景や宇宙などでは黒い布に豆電球を黒いコードと
ピンチ(洗濯ハサミみたいなもの)で止めて行きます。
その他青空を照明で夕焼けにする場合もありますが
夕焼け用のホリゾントもあるにはあるようですが
ほとんどは照明効果だったようです。(^^;
東宝のプールや大きなステージの壁などは
コンクリの壁に空が直接エアブラシで描かれます。
山・山脈

ミニチュアと言うと少しずれてるかもしれませんが
特撮セットでは非常に重要なものなのでこの項目に入れました。
一番単純で効果的なものは、土です。
笑うかもしれませんが、土をセットの上に搬入し型造りし
搬出するのは、時間も作業も重量など想像以上に大変な事なのです。
とくに週間の放送では、セットスケジュールもタイトな為
あまり使用できません。
いくつか山を造る方法があり、カポックで山の形をある程度造り
木の枝(本物)を刺して間や隙間にだけ土を入れたり芝生(本物)を
引き詰める方法が、1期などではよく見られます。
もう1つは、山肌の色の布(毛長)を山の凹凸を造るモノに被せて
枝などを刺してます。
この方法も、よく見られますがアクションがあると布が少しずれたり
するのが欠点で、両方を混在さす方法もあります。
イラストのように、少しはげ山的な山が多いのも枝刺しの時間や
節約の為だったりします(^^; *カポック>発砲スチロール
*メフィラス星人とのセットも布タイプがありますが動きます(^^;
飛行機・宇宙船
フルフィギア
ミニチュアモデルは大きいほど良いと言う(ある意味正しい)鉄則があり
単体飛行や発進シーンなどでは大きいものや、逆に小さいモノも
あり、メインは怪獣などと同じ1:20サイズの物が活躍します。
ミサイルやジェットエンジンの火や脱出ギミックなどフルフィギアでも
出来るものまで造られます。*フルフィギア>撮影サイズで全体が写る事
フレーム外れ
フルフィギア(フルモデルとも言う)サイズでの攻撃などの
ギミックは、発射の反動で揺れを防止する為にも太いピアノ線を
使用するためモデルも大きくなり、点火コードを繋ぐ
(だいたいピアノ線に巻きつけ逃がす)
など見せどころであると同時に、難しくもありますが
一部をフレームの外に逃がすと、モデルを固定する事も
さまざまなコードを仕込む事も、簡単になり小さいモデル
でも揺れなく可能になります。
なによりタイミングなどのNGが少なくなり揺れ待ちなどの時間も稼げ
ピアノ線も要らない訳で、長所が多くTV向きとも言えます。
寄り・UP
さらに迫力の為もあって、アップで撮影する場合もあります。
このカットの後、怪獣にモデルの方向から洩光弾(えいこうだん)
を、手持ちで(特別な道具から)発射する引いた画で飛行機が
怪獣前で旋回していくと撃ったように見えます。*洩光弾・道具火薬・参照

ヘリなどは、回転翼のセンターから吊るしたり
モーターの振動で揺れない為にも特に小さいのは造れなく(重さも)
操演用に下にもピアノ線を付けたりします。本物と逆でプロペラ機の
方がジェット機より難しく高価だったりします(^^;
引き立て役の防衛軍の戦闘機でも
プラモデルのような値段ではなく
50〜100cmあって攻撃火薬を仕込めるモノだと
1機10万円前後もします。
それを編隊で飛ばしてわずか数秒で壊すのですから
特撮はお金がかかるのと、慎重にテストを繰り返し
時間を食うのが少し解ると思います。*同時撮影の別角度をバンクしたりします。

ウルトラセブンに登場するプラチク星人の宇宙船(スペースタンク)
*小サイズの方でプロペラは無いが木製ボディは現存しています。

ケロニアなどの円盤郡も奥行きの為に
サイズを違う同型を、制作して飛ばす事で
実際の数よりも広がりのある円盤郡になります。

クール星人の円盤よく見ると透明で上下分割可能で電球が中にある。
操演用のピアノ線以外にも、電池が入るスペースが無い場合などは
外部に電源コードを出します。
*特撮はセッティングが長く、吊りは揺れが止まるのを
待つ事もあるので、アルカリ乾電池も無い頃はスペースに
余裕があっても外部に出した物もある。

映画ティガ&ダイナ&ガイアに登場した
時空移動メカ・アドベンジャーもCG以外にミニチュアも造られました。

ウルトラマンコスモスVSジャスティスのロケット
時にはミニチュアと言いながらウルトラマンと
同じくらい巨大な物も造られます。
車

動くタイプは、モーターや糸で引くモノや
複雑な動きで爆破を交わすなどはラジコンも使われます。
高速道路などの両脇に壁があるもので使用する
方法では、道(黄・青)に固定してしまい
道のベースごと引っぱるものなどもあります。
置くだけものも建物に合わせ遠近感でサイズを用意します。
SOS富士山でゴルゴスの破片?を運んで来るトラックも
破片を降ろす寄りのと、フルフィギア走行する小さいものがあります。
人形

ガッツ星人の十字架のミニチュア内に居た人形。
画像の物しか現存していません。
制作者の佐々木明氏のサインが見れます(左)
帰ってきたウルトラマンのプリズマや
ミラーマンのロケットに入れられるシーンには
当時のタカラの変身サイボーグが使用されています。
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建物
木製

主に使いまわすタイプですが、壊さないかぎりメインの建物でも
この材質で角材やベニアなどで造られます。
地底超特急西への新東京駅などは、丁寧にロマンスカーが
出入りする穴をふさいでマンではミサイルが乗せられたり
ゲスラと闘うバックにも置かれています。

ウルトラマン制作1話侵略者を撃て・恐怖の宇宙線・怪獣殿下
など日比谷のお濠の近くにある建物似の
この木製ミニチュアも爆発などの修復をしながらも
何度も使用されていますので画面を
よく見れば発見できると思います。

2期では、東宝のスタジオを使用している回などは
倉庫などからレンタルされたものも画面中に
あったので、よく見れば東宝映画と同じモノも
発見できます(^^;
紙製

東京氷河期やガラモンの逆襲などで東京タワーの周りに
置かれてるものなどサイズの小さいものや破壊しない
ものに使用されます。
バルサなど軽い素材で強風で壊れるシーンも紙素材を
合わせて使用したりもします。欠点は簡単に引火する事。
石膏製(壊し用)

なんだか微妙に歪んでたりもします(^^;
破壊に使うある意味カット的には主役でもあり
第二期時で30万〜50万以上もした高価なモノです。
火薬などを仕込む為2.3面しか造りません。
そのままだとかなり(石膏の厚さにも寄る)固く
破壊できないかうまく壊れてくれないので
小さなノコギリで切れ目を入れます。
どの切れ目も全部窓枠などに届いてはダメで少し残します。
火薬の他にパウダー(土煙)や
ガラ(前に壊した破片)を仕込みます。
4つ足怪獣の場合壊すのに勢いが着け難いので
石膏を薄くしたり怪獣や星人の
手や尻尾の形状や材質で調整します。
窓の形や模様や溝などは凸凹を逆にした
型の中に木材などで配置していろいろなビルに見せます。
窓枠などが大中小、ABCを縦横に使用できるように
ストックしてあったりします。
寄りでないビルには、板に貼り付けるだけで即席ビルを
造ることもあります(^^;
金属
金属制のNGウルトラホーク2号
検討用と書かれた本もありますが
検討用に金属モデルは作りません。

強力な火炎(花火)を仕込む為に金属で
造られテストもされていますが、フィルムが
NG(短い)になった為に画面には登場しません。
高圧線の鉄塔など鉄骨で構成された
ミニチュアは、木製だと思う方が多いみたいですが
ほとんど金属で、鉛も使われる事が多く持って見ると
重くて頑丈です。
木製だとほんとに触る前にバラバラになってしまう
状態で画的にはよほど手前に置くようなもの以外は
使用に耐えれません。
逆に鉄塔を破壊するシーンでは、石膏ビルと同じく
切れ目を入れないと頑丈で壊せませんし
格闘で投げつけるなどのアクションでは危険も
あるのでかなり細かく壊れるように切り込みを入れます。
遠近感を出す為にも使用されるのでサイズが複数作られます。
変った素材の仕様方では、ゴジラで有名な溶けるシーンでは
ロウの鉄塔が使用されています。
五郎とゴローの牛乳缶
奥の大きい方がブリキ製で中が中空で
牛乳を飲む芝居で使用。 手前は木製でやや小さい
*ゴローの手とトラックの関係でサイズ違いを制作しています。
ダンボール
表面の壁や屋根などがトタンの波を
表現したような工場やトタン屋根の家屋など
にはダンボールの波の部分を表にした
ダンボール製の建物も制作されています。
爆破には不向きですが、工場が立ち並ぶなど
数をかせぐなどには安く窓も少ないので適した素材です。
FRP(樹脂)
ケムール人が巨大化する遊園地のコーヒーカップ
他にピンク、緑、オレンジが4個ずつ制作された。
*ピンクは現在1個紛失、茶色は2つ(1つ破損)確認
されていますが、木製のプレート(青チェック柄)には
余る存在なので、茶色は予備かと言われています。
せんべい
食べると美味しい瓦せんべいも2cmほどの
小さい特注品では、風で飛ばされながら壊れる
(それでもなかなかうまくは壊れないデス)
屋根瓦色を塗られて変身します。
もちろん味や食感は関係なく作るそうで
食べても美味しく無いそうなので
見ただけで食べた事は無いです(^^;
えんとつ
壊す石膏タイプや、煙を出す為の筒を仕込んだ
ものなどいろいろな素材がります。
煙を出すタイプは下に、小窓?と空気穴が
空いてるモノが多いです。
飛び人形
セブンの飛び人形は2種大と小がある。写真は大で
共にFRPで出来同体の中に電池が入れられ目やランプが
点灯します。 背中の一部がフタになっている。
飛び人形は、いろんな材質で作られカポックや
バルサ、FRPや、腕や頭部が別素材な物も在ります。
ミニチュアの奥行き

ミニチュアが手前><奥に動く
場合は、とても難しく本来、ヒーローや
飛行機が奥に飛んで行けば小さくならないと
いけませんが、1mのミニチュアを10m飛ばしても
その縮尺分サイズは小さくはなってくれないのと
速度も、手前が速く奥に行くほど遅くないといけない*
ので、とても難しい訳です。
*次項目・参照
初期は途中からスモークで、ミニチュアを
見えにくくする事でそれを表現しています。
新幹線や電車などを待つ時遠くに見える時はゆっくりに
感じますが手前では凄くはやく感じた事があると思います
が、これは前に実写で車が近くなるのをコマ数と時間から
走行距離を計算すると言う案が出た時に、Qちゃんは
不可能に近いと説明したのですが、難しかったようで(^^;
逆にこのミニチュアが奥で小さくならない事の逆現象なので
上を踏まえて解説してみます。

ガンダムでもミニカーでも3つほどのサイズのミニチュアが
あるとします。*イラストは横位置ですが奥からと過程。
奥から1:144>1:100>1:60と小さい順に並べると
当然、その1歩の歩幅は違います。そのサイズでの1歩の
?cmが1歩な訳です。
ミニカーが奥で1>2コマ間に1回転タイヤが廻ったとしたら
全体で3秒のカットのラストの71>72コマでは
当然1回転しない(できない)訳です。
小さいタイヤ(奥)の1回転で、手前では大きな
タイヤの1回転は同じ時間経過では、大きいタイヤはまだまだ
1回転できない(時間がかかる)。
実写では、手前に来るものは1コマごとに巨大化してると
言う事なのです。
逆にミニチュアは、それが出来ないのが弱点です。
この巨大化(逆・縮小)と書いた現象を理解すれば
全てのコマで変化する実写で、後半パンがあるカットは
分析不可能に近いのが解ると思います。
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