卓球




卓球あんま舐めんなよ、おい。



卓球とはいわば魂と魂のぶつかり合い。

全身を駆け巡る卓球オーラをラケットに集中させボールに己の全てを託す。



筋肉の軋み合う卓球会場。

魂の叫びが死合会場に木霊する。



「ナイスボ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ル!!」



すごくカッコイイ(うっとり



卓球のボールはすごく小さいように見えるけどそれは完全な間違いだ。

卓球のボールの中にはおれの魂が入っているわけである。

いわばおれが卓球のボールの中に入っているのである。

だからスマッシュとか打つとけっこう痛い。

相手に打たれるとおれの魂だからすごくむかつく。



2000年度から卓球のボールが38ミリから40ミリへと

でかくなったのは魂入れるには38ミリでは少し小さかったという

裏話があったんだよね。




卓球少女あいちゃんがブラウン管に現れたとき、おれは思った。

サラブレットには一生勝てねぇ・・・

母ちゃんも父ちゃんも全日本トップクラスの卓球プレイヤー。

うちの母ちゃんは英語教師・・・うちの父ちゃんは銀行員・・・

遺伝子が違いすぎる。

卓球少女あいちゃんの染色体は卓球のラケットの形をしてるらしい。

核とか卓球のボールらしいよ。

つうか核に「バタフライ(卓球のメーカー)って書いてあるのにはさすがにびびった。



親から授かった卓球魂と卓球遺伝子で勝敗が決まるなんてずるい。

おれは嘆いた。

頭を何度も何度も卓球の台に打ちつけた。

1万個ものボールの中で寝起きし、卓球遺伝子を我が物にしようとした。

寝ても覚めてもラケットに触れているようにした。



するとどうだろう?

始めのうちは卓球のラケットの夢ばかり見るようになった。

その頃からおれの卓球の師匠にラケットを取り上げられた。

少し経つとラケットに触れていないのにラケットがまるで自分の手の中にある感覚に陥った。

自然とラケットを具現化できるようになったんだ!!



んなはずないじゃん。

クラピカの馬鹿。



物事の根源は全て卓球から始まったという事実は皆知ってることだと思う。

エジソンが電球を発明したとき卓球のボールをヒントにしたとか。

つうか地球は卓球のボールのでかい版って話もちらほら。

ヒトラーは世界征服して卓球やりたかっただけって話もあるし。





まあ、だからみんな卓球やるといいと思うよ。





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