最終章

電話を切ったもののその夜Kからのメールはなかった。

不思議な静けさである。

最後の晩餐のごとく静かなおれの部屋の空間でおれは考えた。

何かがくる・・・



そして来た・・・











今日バレンタインじゃん



おれはこんなことで悩んでHPばっかり更新していいのか?

おれはこんなとこでくすぶってるような男なのか?

否である(はずである)







こらそこ、お似合いとか言わない



今日はというと天使のような美女が現れて

「Mチカ様に全てを捧げます。心もおっぱいもお尻も全部」

ってな日であるのです。

なんでそんな日におれはこんなことで悩んでいるのだ。



そして思っていた通り午後になるとKから電話があった。

おれはきっと鬱になります。「鬱」とは「打つ」とも書きます。

頭がばんばん打たれて鬱になるのです。これマメ知識ですのでメモっといてください。



K「もしもし、お願いだから電話切らないで聞いて!」

M「何?」

K「私があげたプレゼント見てくれた?」

M「まだ見てないけど・・・」

K「そっか、気持ち聞きたいなって思って」

M「んじゃ気持ちはメールで伝えるよ、んじゃね」





カルガモと見るはずの中身でしたがここで開けることになりました。

皆様は覚えてるいるでしょうか、去年彼女からもらったものを。

掲示板やメールでこの中身の予想をしてくれた方々がおりました。

その中でも最も多かったのが画鋲でした。



ですが皆様の答えは全て間違っておりました。



彼女に完全に負けました。

おれは自分のことをけっこう強い人間だと思っていました。

でも負けました。

彼女は永遠におれの思い出の中で生きるでしょう。

おれの思い出の40%くらいの域を陣取って一生付きまとってくるでしょう。



去年彼女から頂いたものは豆粒のようなチョコ3つと数千個のクリップであった。

今回のものはある意味まともでもあった。

少なくとも彼女のいわんとしていることがわかる類のものであったことは確かである。

だからこそ彼女に本当に感謝しようと思う。

ありがとう・・・・







50個もの指輪を敷き詰めたバレンタインチョコをくれてありがとう



指輪はプラスチック製のものでありましたから恐らく100円セールかなんかで買ったものなのでしょう。

どれにもプラスチックっぽいダイアモンドがちりばめられておりました。

敷き詰められた指輪に乗っかっていたのは普通の手作りチョコ。









サイコロの形をしていることを除いては



何故にサイコロの形かはほんとに謎です。

しかし何故かサイコロなのです。

あまりネタになることでもないです。

何故だかサイコロなのです。理由は彼女にしか分からないのでしょう。









いや、絶対にわかりたくない



注目すべきは手紙だ・・・

入っていた手紙を読んでください。



今日は会ってくれてありがとう。

去年から1年も経っているけどやっぱり好きです。

この気持ちはどうしようもないです。

T君が応えてくれるまで諦めるつもりはないよ。

T君はまだ私のこと全部知らないから私を好きになれないんだと思うの。

だからもっともっと知って欲しいの。



あのさ、T君は私のことを知りたくないって言うけどなんでそんな無責任になれるの?

私がこんなにT君のこと愛しているのにどうして少しも愛そうとしてくれないの?

それじゃあどんなにがんばったって私の入る余地なんてないよね?

だってT君がちゃんと私を見てくれれば絶対に愛してくれるはずなんだよ。

お願いだからこれからは私だけを見つめていて欲しい。



P.S

去年は飾りにクリップ入れたらあんまり気に入ってなかったから今年は

私の気持ちももっと分かるし指輪にしてみたよ。

チョコ食べてね。





う〜ん、マーベラス

いいお手紙ですね。









でももういいです、
一生分の愛をすでにもらいました



おれのHP、及びリアルワールドで交流のある方は気付いて頂いていると

存じますがおれってたまにSっ気+切れます



いえ、ムチでビシビシ女王様気分みたいなSっ気ではございませんが。



なんだかね、この手紙を見てたらムショウにむかついてきました。



なんでこの俺様が無責任とかガタガタ言われなくちゃならないんだ?


私だけを見つめてくれとかなんで微妙に命令口調なんだ?




そろそろ、奴の歯車に合わせなくてもいいでしょう。

現実をしかと受け止めて頂きたくなりました。

自分のしていることの罪深さをしっかりとね。

おれとしては前回の事件同様にあまりそこまで落胆したくもありませんですし

しっかりと彼女に現実を見せてあげることにしました。



おれは彼女に電話した。

K「もしもし、見てくれた?それなら私のことわかってくれた?」


M「わかったよ、お前の気持ち悪い性格がな、
お前みたいな自分勝手な女始めてだよ」



K「え?」


M「お前さぁ、世の中自分中心に回ってると思ってない?
なんでお前が愛したらおれもお前愛さなきゃならんの?
馬鹿じゃね〜の」


K「それは・・・・」


M「もう一度ちゃんと言っておくけどな
おれはお前が嫌いなの。
その顔もその性格もな。
お前は私のこともっと知ってくれればって言うけど
人間ってその人を知りたいと思わせるの大切じゃねぇの?
お前は逆に知りたくもなんともないんだよ」


K「じゃあ、知りたくなるように努力する」


M「おい、お前おれがなんの話してたか聞いてたのか
そういうのが気持ち悪いって言ってるんだよ」





なんだかKを罵倒し続けるおれがとても大好きでした♪



Kはというとおれの言葉がやっとハートに届いたのか黙っています。





M「でもな、ある意味でお前はおれの中で一生心に残るね。
嫌いな人間ナンバーワンの座はお前にあげるよ」





K「わかった、もう諦めるよ・・・・だから最後に会ってくれない?」



いやよ、だってKさん絶対おれを刺そうとしてるもの(涙



今時「あなたを殺して私も死ぬ」みたいなドラマ流行りませんって(汗



腹にジャンプ入れておいたって絶対意味ないしさ(号泣




いや、ほんとこの気持ちを皆様に伝わるかどうかわかりませんが彼女ならまじでいけそうなんです。







サクッ、サクッ、っと楽しげに僕のお腹をいけそうなんです。



M「いや、だからもう一生会わないって(汗」

K「一回会ったらもう会わないって言ってるんだからいいでしょ」







この世ともさようならだよね(涙





M「いや、まじで無理だから。おれ意外にもいい人いるって、な?」

K「もうなんでもいいから一回会ってくれればいいの!」







おれの人生なんでもいいで片付けないで(涙



M「これ以上話しても無駄だから会おうって言うならほんと警察とかと相談するよ?」

K「え?警察・・・それはダメ・・・」

M「だったらほんと会うのはよそうよ、な?」

K「そんなのって・・・」

M「ほんとおれなんてチン毛チンケな人間だって。もういいだろ?」

K「それはいや」

M「んじゃあまじで警察呼ぼうよ。それじゃなきゃもう一生会わない」

K「わかった・・・もういいよ・・・バイバイ」









そう言ってこの会話は終わった。

案外あっけなく終わりましたがそれから1日半過ぎた今も電話は一切きません。







勝った・・・







きゃっほ〜〜〜〜〜〜〜!!

ば〜か、ば〜か

俺様にかかればお前なんて、お前なんて!!!





そう叫びながら実は半泣きでした。



だってほんと怖かったんだもん・・・・






明日、後日談という形でこの事件を終えての感想をアップしてこのテキストを終わらせようと思います。






感想

掲示板を半笑い、半泣きで見ておりました。



ぞ・・・







続編を期待しております??



何をいってらっしゃるうさぎさん・・・・

この数日間おれが悶え苦しむ姿を皆様ご覧になってましたよね?

そうですか・・・皆様











みんな揃ってSなんですね



そして極めつけにメールで来年もまた期待してますね♪



なんてくるもんですから僕もうたまりません!

っていうかMチカの「M」はマゾではないんだぞ!

だからたまりませんっていうのは別に快感を覚えてたまりませんてわけではないんだぞ!





今回の出来事で改めて痛感したのはやはり皆様揃って

他人の不幸を見るのは大好きであるということです。





自分がなるのはいや!

人が不幸なのは好き♪

だって自分がなると辛いじゃんよ



とふてくされた死んだ魚のような目をしている皆様が大好き な自分が実はKなんかよりも危ないので?と思ってしまいました。





しかし、今回の事件、皆様本当に他人事だと思っていていいんですか?

本当にいいんですか?



Kのようにして頭の不自由な方々は現日本において当然Kだけではありませんよ?



ほら、よ〜く周りを見てご覧なさい、みんなKさんと同じですよ?



家の外をご覧になってください、ほらあなたの後ろの席のあけみちゃんがあなたの部屋を覗いてますよ?



あなたがバレンタインでもらったマフラーよ〜く見てください、縮れた糸が縫いこまれていませんか?









あなたも今日から人間不信です。





後書き

最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。

メールなどで多数おれを心配してくれていた方々もいました。



おれは常日ごろから努力していたのですが今回またこういうことに巻き込まれて

改めて努力を怠らないようにしようと思いました。こう言った事件はこの努力に

よって少しは解消されると思います。









ブサイクになる努力をして見てください。



おれはしないけどな

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