ニシン科
イワシに近い仲間ですが、底にたまった有機物(小難しく専門的な
用語ではデトリタスと言います)なんかもエサとすることができる魚で、
サッパにちょっと似ていますね。
サッパとの違いは、背ビレの後端が糸状に伸びるのとウロコの
一つ一つに黒い斑点があって、全体で見るとヨコジマみたいに見え
ます。
江戸前のお寿司ではコイツのことを“コハダ”といってますが、それは昔、
お侍さんがコイツを食べるのを“この城を食う”ということで忌み嫌いました。
それでも何とか食べたかったお侍さんが“コハダ”と呼ぶようになったとか。
コノシロと言う名前も、我が子を助けるために偽装の葬式を上げ、
棺おけの中にコイツを敷き詰めて焼いたという故事から“子の代”の名前
が付いたそうな。
これしか書かないと、「なんで代わりにこの魚じゃないといけなかったんよ?」
と思われる方も多いと思います。なぜかって言うと、それはコイツを焼くと、
人を火葬したときとよく煮た匂いを発するからで、そのため実際コイツを
焼き物にすることはほとんどありません。
従って料理では酢で締めたのが一般的ですが、扱いが難しいのか、やり方が
悪いのか私個人で調理したもので美味しかった記憶がまったくありません。
お寿司屋さんのものはほんとに美味しいんですけどねぇ。
全長14.3p
神奈川県小網代漁港にて
この種の大きさ
| 小型 |
中型 |
大型 |
超大型 |
| 〜15p |
15〜25p |
25〜33p |
33p以上 |
2000年11月5日
この魚はここで見分けろ!!
体は平ぺったい
背ビレの後ろ側が糸状に伸びる
腹はキール状にとがり稜鱗がある
体に小さな斑点が多数ある
上顎の後端は下に向かない
Konosirus punctatus
コノシロ