
事業内容
■若駒の郷とは?
近年、障害を持った人、お年寄り、心に病を持った人が、動物と触れあうことにより、やすらぎと心の安定を回復できることが知られてきました。また、青少年の教育的効果もすでに知られているところです。
若駒の郷・ふれあい乗馬センターは、日の出町及びあきる野市に在住する乗馬関係者と福祉の関係者によって、馬と触れあうことを通して、障害を持った人、お年寄り、心に病を持った人が心の安定と生きる意欲を回復することを支援する目的で特定非営利活動法人(NPO)として結成しました.具体的には日の出町を中心として、非営利の乗馬クラブを結成し、乗馬療法をはじめとした「福祉乗馬」に取り組み、運営に当たっています。
誰でも気軽に乗馬を楽しんでいただけるほか、自然に囲まれた交流の場でもあり、馬のほかにもいろいろな動物が過ごしています。地域の皆様をはじめ子供からお年寄りまで多くの人たちに、動物と親しんでもらえるような場所づくりをしています。小・中学生の学習や、障害を持った方の自立のための作業の場にもなっています。賑やかに楽しみたい人も、静かに動物と会話をしたい人も、気軽に訪れてもらえる場所です。また、訪れる方々に、日の出町のすばらしい自然を体感していただき、周辺の林業、農業などについても、深く知っていただけることも目的のひとつです.
■「乗馬療法」、「福祉乗馬」とは
乗馬療法は、ヨーロッパやアメリカで盛んに行われていますが、「障害を持った人たちが馬との触れあいによって、より効果的に、あるいはより充実した形で、社会復帰ないし社会参加への道が開かれることを期待して行われる馬を中心にした人間活動」と定義されています。
実際には精神的アンバランスや自律神経機能不安定などを持っている人に、乗馬が著しい改善効果があることが経験的に知られています。また、下肢に不自由がある人には騎乗することにより、健常な人が歩くのと同じ関節運動や筋肉運動を生じさせ、自然な運動刺激となります。騎乗時の馬体から伝わる揺れは、前後、上下、左右の三次元的であるため、無意識のうちに平衡感覚が磨かれるようになります。
また、若駒では、人とコミュニケーションをとることが難しい人も、馬をはじめとした動物たちとの交流によって、自分の世界が広がり、今までできなかったことができるようになった、例えば「動物が求めていることを考えてあげる」ことで、「自分の求めることを人に伝える」ことができるようになった例もあります。
そして、目に見える障害をもった人たちだけでなく、普段の生活の中で心にちょっとした傷を負ったり、つらいと思うことがなかなか乗り越えられなかったりする。学校や会社に行きたくなくなる。そんな人たちにも、癒し(セラピー)や喜び、自信を回復する機会を共有することを目指して、「障害者乗馬」から「福祉乗馬」と呼び方を変えて広めていきたいと考えています。
■活動内容
1、ふれあいの場の提供
全ての人たち、子どもも大人も、障害を持っている人も、大自然の中で乗馬を体験したり、小動物と親しむことでいのちの尊さ、自然の大切さやいたわり、相互理解を深めます。
2、ボランティア活動
乗馬介助や動物飼育、馬の調教、施設のメンテナンス・・・などの実践と講習をはじめとしたボランティア活動、また青少年の学習の場としての機能も担っています。ボランティアとして参加していながら、実は自分が癒しを得ている、なんてこともあります。
3、出張乗馬、ミニ動物園
学校、保育園、幼稚園、福祉施設や地域の祭り、企業のイベントなど、馬や小動物を搬送し、乗馬会やミニ動物園を開きます。年に2回ほど、利用者・スタッフー丸となっての、ホースショーや騎馬ミュージカルなどの公開を企画しています。
4、乗馬クラブとしての活動
個人、団体ともに、予約制で乗馬の受付をしています。障害を持つ方の乗馬だけでなく一般の方の乗馬会見も募集し、馬を愛する人たちへの乗馬の横会を安価で提供します。
人が優しく、誉めて接することによって、人との信頼関係を築いて優しく素直に育った馬たちが迎えてくれるので、どんな人でも気軽に楽しんでいただけます。
■若駒の郷は、スタッフとして参加している人も、利用者も、お互いに対等に楽しめるように活動しているボランティア団体です.またスタッフのほとんどの人が他に仕事を持っていて、(福祉・介護職や動物関係、建築、農業、医療、などさまざまな職の方がいます!)有志で参加しているので、地域のニーズにこたえて活動の規模を拡大したくても、なかなかスタッフを確保するのが難しい状沈です。
また、非営利団体ということもあり、財政も豊かとはいえない状況ですので、人材、金銭の両面において、多くの方のご支援が必要となっております。
○ふれあい乗馬センター