ナーン政権  セントーリ共和国に侵略された星の一つ。しかし、長期に渡るゲリラ戦を展開してセントーリを撤退させた。かつては平和な 農耕民族であったが、現在はセントーリと並ぶ評判の悪い国である。  占領時代に資源を大量に奪われたため、飢饉に対処することが出来なかったようだ(セントーリに言わせると、彼らの軍事力 拡張政策にあるそうだが)。  大国では唯一テレパスを有しておらず、その遺伝子を欲している(かつては存在していたらしい)。  セントーり・ナーン戦争でセントーリに再び占領され、その国土は荒れ果てた。  解放後はそれなりに復興したらしく、セントーリとの戦争で艦隊を編成していた。やはりセントーリは嫌いらしく、ある将軍は セントーリ本星攻撃をドラジに持ちかけられたときは二つ返事でOKした。  外見から爬虫類が進化した人類であると考えられる。  ジ・カー  カーリーという議会のメンバーにして、独立戦争時の英雄。  物語当初はかつて侵略されたという同情すら、抱く気になれないほど策略をめぐらし、セントーリを挑発した。  しかし、ナーンが再びセントーリに占領されるとそれまでとは打って変わって高潔な人物となる。ナーンでのレジスタンス活 動を指導し、バビロン5への援助を行った。  行方不明になったガリバルディを探してセントーリに捕らえられる。そこで拷問され、酷い目に合わされるが、屈することは なかった。その時、丁度カルタージア暗殺を計画したロンドに協力して、占領軍の撤退を約束させたのだから、骨折り損ではな かったのだろう。  帰還後はえぐられた左目を義眼に付け替える。  ロンドとの関係はカルージア暗殺を境に溝が埋まり、共同で惑星間連合の構想を組み立てた。  この作品である意味最も登場時と性格の違う人物。成長しているというか、あるエピソードを境に悟りを開いたことに起因し ていると思われる。  また、文筆家でもあり、開いた悟りをもって宗教書を執筆する。さらにセントーリに抵抗した英雄であるということとあいま って神格化され、彼の部屋の周りには信者が絶えず集まった。だが、彼自身は神格化されることを望んでいない(だが、本国か らは元首になれ、と要求されていた。それが駄目なら、選んだ人物に統治権を委任するか何かをしてくれとも言われていた。ほ とんど神権政治である)ので、酷く煩わしく思っていた。  この人だかりは本国でもバビロン5でも大差ないと考えて、宇宙へと旅立つことにして、熱が冷めるのを待つことにした。し かし、これまでの経過から考えると、戻ってきたときにはさらに信者が増えているような気がする。宇宙の果てに神を見たとか 何とか言って。  シェリダンの見た未来によると、経緯は不明だがセントーリ宮殿でロンドの側近をしていた。そこでは互いを友と呼ぶなど、こ れまでの対立からは考えられないほど親密な関係になっていた。死にたがっているロンドの要求に応えて殺そうとするが、蟲に操 られたロンドの反撃を受けて死亡する。  彼も、こんな死に方をするような男ではないはずである。