職場の理解
大学に通うようになって、社会人が仕事を持って大学に行く事って案外難しいんだなぁ…、と感じたこと。
それは、職場の理解がなかなか得られない点です。
実は私はそのあたり、あまり深く考えずに受験を決意しました。そして、あまり深く考えずに上司に推薦状をお願いしました。
幸い私の上司は大変理解を示して下さり、推薦状も自分が赤面する位のものを書いて下さり、むろん仕事を続けながら、
入学後も授業にはほとんど支障なく、こうして大学に通っています。
でも、実はこんなに恵まれている環境は少ないのだなと、今、とても感じています。
私の場合、勤務は5時30分くらいで終わります。たまに子ども達の付きそいで病院に夕方行くこともありますが、月に1、2度程度です。
しかも上司の計らいで、授業の時は外して下さったりするので、本当に助かっています。
しかし、私の知人などは、大変な思いをして大学に来ている人も多いです。
同じ看護職の方は、3交替で日勤・深夜の合間に登校したり、日勤でも、時間給を取って登校しています。
それでも、私の知っている看護職の方は、だいたい皆さん職場に大学に行っていることを伝えている様なので、考慮して下さるそうです。
ところが、会社員をしている友人達は、大学に通っていることすら、会社に伝えていない方も多いのです。
ですから、密かに会社を抜け出し授業に出て、夜10時過ぎに会社に戻り、残りの仕事を片付けたり、
テストの時は、小旅行に行くとか言って有休をとって、こもって勉強したり、
主婦の友人は、子どもの保育園や学校の他の父兄になかなか伝えにくくて、逆に、PTAの役員を毎年引きうけていたりとか…。
最初は、「会社や周りに言っちゃえば楽になるのに…。」なんて、ノー天気な感じで話を聞いていたのですが、
ネットの色々な掲示板を見たりしても、同じような事で両立に苦労されている社会人学生ってとても多いことに気がつきました。
「大学に行っている」と会社に伝えることによって、どんなデメリットがあるのでしょう。
それは、やはり微妙な人間関係にあるようです。やはり会社での人間関係は、重要な部分ですものね〜。
何がそうさせてしまうのでしょうか。まだまだ、社会人が大学に行くことは何か特別なことという土壌の会社は多いのかもしれません。
そうでなくても、例えば規則では保障されていても、実際は会社で女性が育児休暇をとったり介護休暇をとったりすることが
難しい会社も多くあります。有休だってままならない会社、たくさんあります。
理想論で「自分の時間を自分のために使っているのよ、何が悪いの?!」と開き直ることは簡単です。
でも、そうとは決して言わず、様々な思いを自分の中に抱えながら社会人は日々大学にやって来るのだなぁ…、と最近つくづく感じます。
2003/10/01