文学部な授業@

      文学部といっても、私がとっている専攻は、心理や社会学・教育関係がメインです。

       でもここは文学部。せっかくだからと思って履修した授業。

       1年間通して、毎週毎週、世界の有名な文学を1作づつ、その作品を超大〜好きな先生が、

       リレー式で紹介して下さるという授業でした。

       受験と部活一色だった高校時代から、記録に追われた看護ガッコ時代…。

       ホントに恥かしい話ですが、生まれてウン十年、文学書らしい文学書を、あんまり読んでこなかった私。 

       そのせいか、この授業、かなり新鮮で楽しかったなぁ〜。

       取り上げられた作品を幾つか挙げると、

           ・フォークナー『八月の月』  ・マーク トウェイン 『ハックルベリーフィンの冒険』

           ・ヘミングウエイ『老人と海』 ・アービング 『が−プの世界』 ・バルザック『谷間の百合』

           ・ディケンズ『クリスマスキャロル』 ・ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』

           ・魯迅『阿Q正伝』  ・張 愛玲『封鎖』   ・ザミャーチン『われら』   などなど24本。

       印象的だったのは、『谷間の百合』、『チャタレイ夫人の恋人』、『封鎖』など。

       歴史のある文学作品といえども、夫婦間の愛憎劇や微妙な人間関係など、

       現代でも私達が悩んだり、壁にぶつかっているような事が題材であったりして、

       年だけはとっているだけに、ストーリーにすごーく感情移入し、どんどん物語の中に引き込まれてしまいました。

       あと、精神の病がからんでいたり、不治の障害や死、感染症など「病い」が重要なキーワードとなっている作品も

       結構ありました。登場人物に看護者や医者が出てくるものも多かったし…。 

       あらためて「病い」と「生活」は切り離しては考えられないことを、教えられた気がします。

       何本かのレポートのうち、1本は『谷間の百合』を選んだのですが、これはまさしく神経症の旦那様を抱えている

       奥様と若い恋人の三人の家族システム模様(ちょっと大袈裟ですが…。) がわかり易く描かれて私は凄くおもしろかったです。  

       

       追伸:あと、この授業の何が良かったって、先生が毎回変わって、ご自分のお気に入りの作品を紹介すること。   

          人間って幸せな時にはあんな表情するんだ〜って教授達の顔を見て実感しました。

          語学で難しい顔をなさって教えて下さった教授も、この授業の時は、「別人?」と思うほど嬉しそうなお顔でした。

          やっぱり人間って幸せなお顔がいいですネ〜。見ていても気持ちが良かった、ホント。 2003/09/14