あの時、掴まらなかったら、
あの時、逃げ出していなかったら、
あの時、BGに捕らわれていなかったら・・・
ボクはどんな人生を送っていただろう・・・
仲間に出会っていることもなく、
戦う身体になっているはずもなく、
少なくとも「今」「ここ」にいる立っているはずもなく・・・
だからといって、
冷たい世間の視線に耐えられることなく・・・
きっと背を向け、ずっと拗ね続けて・・・
ねじ曲がった人間になり果てていたのではなかろうか?
ボクが捕らえられたのは・・・そうなるべくしてなったんだね。
きっとボクに与えられた宿命だった・・・
そして、仲間と出会い、
博士と出会い、
この身体となって戦いを強いられ、
そして君と出会った・・・
そう、やっぱりこれは宿命なんだ。
ボクごときが抗うことなんて最初から不可能で・・・
そう・・・ボクは君にも捕らわれてしまったのだから・・・
今・・・博士に手を取られ、真っ白な姿の君がボクの所へと進んでくる。
その姿が眩しすぎる、ボクには・・・
そう・・・ボクには勿体ないね・・・
ずっと探し求め続けていたモノがもうすぐボクの手の中にきてくれる。
ずっと探し求め続けていたモノ・・・
何度諦めかけた?
何度絶望した?
それすらもわからなくなりそうだったのに・・・
白い光がボクを招き・・・そしてボクを導いた。
最初は「それ」を見るだけで
その光を絶やさないように護れるだけで、
それだけでよかったのに・・・
届かずとも見守る事ができれば・・・
いつしかその光はボクを優しく包み込む。
ボクが背を向けかけても・・・
ボクが下を向いても・・・
いつでもボクをこぼさぬように・・・優しく包み込む。
過去の記憶を消すことは出来ない。
あのもがき苦しんだ日々・・・
「家族」の憧れ、それを誤魔化すために拗ねていた頃・・・
自分の無力さに涙した夜・・・
ボクが背負ってきたすべて・・・それは、ボクの人生そのもの
そのすべてが今、暖かな君の光にみたされて昇華していく。
今、ここまでやってきたその手を取って
その細い指に白い光を放つこの指輪をはめよう。
これからはこれが僕たちをつなぐ証として。
ボクが護り続ける証として、
かけがえのない大切な・・・だれよりも何にも増して愛している証として
そう・・・ボクが君を愛している証として
今、君の手を取り、ボクは心に誓う。
永遠に君だけを愛することを
永遠に君を護ることを
この機械の心臓が鼓動を止めるその時まで・・・
「ジョー・シマムラ、汝はこの女子、フランソワーズ・アルヌールを、
その健やかなる時も病める時も、
これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、
その命の限り、固く節操を守らんことを誓うか・・・」
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BGMは平井堅さんの「Ring」でどうぞ♪
霜月様〜おせわになりました〜