「本気だよ。ちょっとこれを見て。ちょうど今これからの君達の勉強のカリキュラムを作っていたんだ。英語はグレートが不在になるからジェットにまかせようってね。」
ピュンマは自分が打ち出していたパソコンの画面を指差して言った。
「ソレイユ、ルナ、そんなに心配そうな顔しないで。僕が組んだカリキュラムだよ?信頼してよ。ほら!ジェットにもちゃんと『先生』のカリキュラムが作ってあるからさ。」
「ジェットには君達に教える内容を1日前にきちんと予習してもらうんだよ。そのために、ジェット?はい、これ。」
ピュンマが別のページを開いてジェットに示した。
「ジェット、君の『家庭教師をするための予習スケジュール』だよ。毎日1時間づつ次の日の予習をする事。予習ができてなかったら教えられないからね。いきあたりばったりは不可だよ!君へのチェックは僕とアルベルトがするから。」
「げっ!俺もお勉強するわけ?しかもなんでアルベルトのチェックなんだよ!ピュンマだけでいいじゃないか?って、そもそもなんでおれにチェックが入るんだよ?そんなに信用できないってか?」
ジェットの納得行かないといいたげな反論に涼しい顔でピュンマが答える。
「そう。いい機会だろ?アルベルトのチェックに関しては、彼が一番適任だと思ったからだよ?その通りだろ?僕は他にする事があるんだ。みんなが集めている情報をまとめないとね。これって最優先事項だろ?まあ、僕も時間があればチェックに参加するから。二段構えって事だと思ってよ。」
理論整然とピュンマに正論を語られてはジェットも頷くしかないないようだ。
それを聞いてふたりの目が断然キラキラと輝いてきた。明らかにおもしろがっている。
複雑な表情のジェットではあるが、ふたりの先生になれる事に対しては乗り気ではあるらしい。
「しょうがねえなあ、まあ俺様の実力を発揮してやろうじゃないか!おいっ!ほかのやつらはなに教えるんだ?」
「今まで通りフランソワーズはフランス語だけど、今回ジョ−は日本語じゃなくて算数ね。語学はジェットの英語があるから、一時的に国語はお休み。ジェロニモにはちょっと地学を教えてもらって。」
「地学ってどんな事するの?」
「うん、地球とそのまわりすべてにおける自然現象についてだよ。つまりは地球の中側から宇宙まで。今回は、この近くで先日新しい断層が見つかったらしいから、ちょうどいいと思ってね。そこへ連れて行ってもらって。ああ、断層っていうのはね、地層の断面図が見れる所のことだよ。くわえて、地層っていうのは地球を被っている色々な土や岩が、重なりあって縞模様みたいになっているんだ。つまり断層はこの地層の断面図。土の重なり方が縞模様としてみれるわけ。」
ピュンマが丁寧に説明すると、想像を巡らしながら二人の目が輝いてくる。
「それを見にいくの?」
「そう、そこから大昔の化石なんかもでるんだよ。そうすれば地球の歴史もわかるしね。」
「化石が出るの?」
「おもしろそうね」
「どうだろうね?化石が出るといいんだけど・・・それは、勉強しておいで。」
ふたりは『化石発見?』の期待に胸を膨らませている。
「あっそうそう!体力作りしなくちゃいけないよね。ねえ?ソレイユ、ルナ、問題です。
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